令和6年8月5日(月)活動報告
インターバル速歩
6時37分
倉庫内にて
本日は市役所東由利総合支所長、産業建設課長、県由利地域振興局農業振興普及課長、同課職員、森づくり推進課長、同課職員、農村整備課長及び小野一彦が合同で被災箇所で住民の方々の不安や要望に答える活動を行いました。
東由利須郷田(自宅)→東由利杉森・沼地区
□被災箇所市・県・県議合同確認・相談活動
○杉森地区
◾️河川と水田
・河川の砂利たまり川底高くなり、水田からの排水口から排水されず水田に水溜まったまま。対策を講じてほしい。
→床止め工で河床が下がるのを防いでいますが、通常の量ではない大雨との関係なども含めた対策について振興議員建設部に伝えます。なお、建設部では氾濫箇所を全部押さえていると思います。まずライフラインを優先しております。
◾️市道通行止めを応急処置で早く解除
・杉森集落が分断(国道から迂回路あるが)している。ぐるっと回らなければならない。日常生活に支障来している。間違えて入ってくる車もある。安全対策としても砂利など敷き、片側交互通行できるようにしてほしい。
→予算はありますが、災害箇所が極めて多く、業者に最大限頑張ってもらっており、手いっぱいの状況。危険度、迂回路有無など順番に進めています。
・4トントラック1台の砂利あれば仮の道できるはずだ。まずはそれでいいと思うのでやってほしい。
→道路見てみます。
→そして帰ってから総合支所内で検討します。
◾️自宅裏山崩れ心配見てほしい
・まだ市の被災箇所として登録なっていないようなので、専門家の森づくり課長に今、見に行ってもらうことにします。(小野一彦)
→結果(森づくり課長)は別に報告。
◾️山から土砂が流れてきた。農道使えない。
・向かいの山、間伐して道路2本通しているからまるっきり禿山になったが、生まれて80年なるがあの位土砂が流れてきたのは初めてだ。木が一本まんま流れてきた。
・蕎麦まきたいが、この土砂流れ農道農地まで行けない。
・この山全部間伐やったから、沢からの水が全部吐き出したのでないか。
・今回、沢からの土石流があちこちであった。
・9時頃は歩くこと出来なかった。ここまで水がきた。この金山線の道路は川になった。
・この市道金山線暗渠詰まって沢からの水が道路に流れてきた。このままだとこの市道もやられる。
→今の現場は森づくり課に伝えます。(杉森の自宅裏山を別動体で調査中で、この現場に立ち会っていなかった。)
→建設部は自宅近くにつき河川応急処置終了
◾️一番困ったのは頭首工破れて一番必要な水を田んぼにやれないことだ。
・被害箇所に登録なっているか確認よろしく(小野)
・下に暗渠あり、全部つまり 水が頭首工の出口に行かないで道路に溢れた。
・この詰まっているのを何とかしたいが、すぐにはできないでしょう。しかし花水はかけなければならないので、上流の違う系統の水路の人と話し合いをして協力してもらい水をもらえないか話し合いはできないですか(農村整備課)。堰上げするとか。
・これを災害だからと、由利本荘市に対応してもらうのはなか厳しいのでないか。(農村整備課)
・水利組合に入ってますか。(小野一彦)
→ここは水利組合はない。一人でやっている。
→災害復旧事業より地域の話し合いで解決する必要がある。何百haとこんな事例あるのでないか。
・応急的には仮設のポンプ使うか。
・農業用施設災害で申請すれば市はやります。
・国の災害復旧事業では応急処置でポンプ代が補助の対象となる。由利本荘市の単独事業ではどう扱うか。
・自分としては花水は諦めるかな。何ともならない。ポンプ買うといったって、「どこそこ、あちこちみんな、こんな事態。」注文してもすぐにはポンプは来ない。(当該農家)
・多分、河川担当課が保有しているポンプ、農村整備課が持っているポンプで出払っているのではないか(農村整備課)。
○花水の量はどの位必要なのか(小野一彦)?
→理想としては5センチ位湛水、つまり水をためられれば良いが、どうしても水とれない場合には土壌の表面を水がしみる程度でも、それだけでも続けていただければ、被害の軽減にはなると思います。
まずこのままよりだったら表面ぬれているなという状態を維持していただければと思います。
(農業振興普及課長)
つまり、思ったより少ない量を他の方々より分てもらうことで話し合いが妥結する場合があるのではないか。(小野一彦)
だから複数の専門家のアドバイスが必要と感じた。
・もしそうした花水確保できなければ、収穫は諦めて共済、あとは来年度からの営農できるような対策を講じるということか(小野一彦)。
○別の頭首工、水路も壊れた水路
・ここは何人でやってますか。
→2人で2.4ha。自分は80歳過ぎて、スコップで同士上げできない。
・湿り気でも良い花水確保対策、市でも相談受けてください(小野一彦)
→了解しました。(総合支所長)
○小野一彦所見
1人か2人で1haから3ha位の水田を耕作している方がたくさんいらっしゃるのではないか。
そうした方々への営農継続の相談や支援を丁寧に行わなければ今回の災害を機に秋田県の耕作放棄の連鎖が広がるのではないか。
◾️杉森地区で、今回現場活動で新たに知った山崩れの調査結果
調査日 当日別働隊にて山に入り調査
調査者 由利地域振興局森づくり推進課長他1
内容 次のとおり
・杉森地区は森づくり推進課の案件は4箇所ありました。空き家にどんと崩れている箇所が1箇所ありました。
・自治会長さんとお話をして優先順位をつけて対応していくことにしました。
・現在も住まわれている住宅の裏、2箇所見せてもらいましたが、小崩壊で、山全体が大きく崩れている状態ではないでしたので、恐らく心配しなくても良いと思います。
・ご本人立ち会っていただきました。
・雨降った時に状況を教えてくださいと申し上げました。
○こちらも次の雨心配箇所です。
台風5号の雨か。
以上杉森地区
○沼地区
本荘から比較的若手通い農業
水稲兼畜産農家
大規模に農地土砂流入
水路壊れ
◾️市道金山線片側崩落
・沼地区入り口付近
・ここが一番に復旧してほしい。
→市が災害復旧事業で対応します。
◾️杉森川沼橋河床が下がって浮いている
→ 住宅法面下護岸根掘れ水流れ法面穴、住宅座敷傾斜、不安だ。鈴木さん宅
→県建設部に伝えます(農村整備課長)
◾️牧草作付け地全滅
◾️ソバ作付け地水あがり
◾️金山線路肩崩落
・空洞化
・24日雨降った翌日は路肩あった。
◾️金山線左山崩れ可能性あり心配
・この次雨降れば崩れる。
→森づくり課長に話します。(農村整備課長)
◾️土砂流入した農地
→国事業になりそう(農村整備課長)
→断定的には言えないが。
→対象になれば土砂撤去は事業でできる。
◾️沼地区金山線最後住宅への路面整備
・このままでは自家用車通れない。
・ならすだけでもして、通れるようにしてほしい
→担当に指示しました。(総合支所長)
◾️あんどじ上高屋線
・高屋地区との境界付近
・土砂崩れで通行止め
・この先に農機具格納庫トラクター3台
・農地が3名 1ha作付け
・ここは沢が深くて前から地滑り地帯
・3箇所崩れている。
・この土砂は除去した後ここの共有地において活用できる。
→市の災害復旧事業で対応します。
◾️市道金山線山ごと崩れて通行止め
・通行止め他にあり
・この先に農地あり
・山の作業していた重機あり
・3年前も崩れた。
→市道災害復旧事業で対応します。
→農地に行く必要があることで、応急工事できるかどうかは確認します。
◾️川の高さ変わった。水路だめになった。
◾️中山間最終年度で今年水路を予定していたが、この状態でやれなくなった。その予算を第6期の中山間の予算に繰り越せるか。
→本庁に確認します。
→5期から6期にうつる時期であり、東北農政局へ照会します(本庁回答)。
沼地区→舟木地区
舟木地区は次の2箇所
・傾斜地集落土石流
・コンテナ苗ハウス被災、倉庫法面崩れ、下市道
○舟木地区
山を背に傾斜地に住宅が建ち並ぶ集落
◾️山を背に傾斜地に住宅が建ち並ぶ集落
県民の声
・7月24日夜8時頃、激しく雨が降り、裏の山の沢から水と土砂が大量に流れ落ちてきた。
・この沢の前に小屋がある住民の方がバックホーをで土砂や水の流れを側溝に流すよう掘って流れをマスへ。
・この動きがなければ下や横の住宅にもっと大量の土砂が直撃したはずだ。床上、床下にいっていたと思う。
○小野一彦所感
・次の雨の際、怖い。このような「次の雨が怖い箇所」のリストアップ(ハザードマップにさらにプロットするなど)をして被害最小化計画を立てるべき。
・流れを誘導したマスも土砂がつまり機能しなくなり下住宅に流れ込んだ。土砂堆積し玄関まできていた。斜面途中の住宅にも土砂入っている。
・30年前、今回の沢の隣の大きな沢に堰堤を作った。その際に今回の沢も調査したが、そのまま現在に至っている。
→県農村整備課長(森づくり課長、杉森地区山崩れ箇所クラック有無等確認中でこの場合不在)
・森づくり課では堰堤等の施設は当然把握しており、点検率は7割とのことです。こちらの箇所も把握しているとのことでした。
○小野一彦要請
・市役所では把握してますよね。
→把握しています。
県でも多分この箇所見ていると思いますが、本日帰庁したら振興局内でこの確認し、詳しくみていなければ確認し、報告ください。
→了解しました(県)
舟木地区別の被災者宅へ移動
◾️コンテナ苗生産者ハウス、倉庫下法面崩れ
・倉庫の基礎一部が空洞化。怖い。どうしていいかわからない。
→森づくり推進課長(この時点で合流)
・ご本人から状況や心配なことをお聞きしました。
・コンテナ苗ハウスは9月補正で対応する方向で検討中です。県の農の予算で、写真一枚あれば被災ハウスを撤去、新しいのと取り替えるなど手続きを簡易化した支援策を考えています。
・困っているのは倉庫下の崩れた法面をどの部署で対応するか。
・法面の下市道。市道の道路敷がどこまでなのかを確認する必要あり。
・確認してないが、このブロックはおそらく市道についたものではないか。
・草生えた法面もそうかどうか確認。
・家の際までが敷地で奥が農地か。
・農地と市道との間で「責任分解点」をどう見るか。
・農地を守とすれば崩れた箇所をどう復旧していくかということになります。
・市役所で農地災にあげているか確認。
○小野一彦専門家へ質問
・倉庫基礎一部が崩れていますが、これから雨降ったらご本人不安だと思いますが、どうすれば良いですか。
→森づくり推進課長&農村整備課長
・市道の下を土砂寄せてしまうと抑えがきかなくなり、あえてこれを残しているという話を聞きました。下を払うのは逆に怖い。
・足元を開けないようにして、水が出てきて悪さしいる場所からビニールシートで保護していただく。
・肩の部分が一番崩れてきやすいので肩の部分全部にビニールシートを敷いていただく。
・併せてご本人の避難の心構え、態勢づくり、市が次の雨危険箇所として共有し緊急事態に対応する構えを構築しておく。(小野)
○まとめ
農地災害、市の公共施設災、ハウスは県の支援事業(9月補正)
で対応の方向
○大琴地区
◾️夏川原水利組合管理、夏川原頭首工が破れた。
水路も壊れたり埋もれた。
1枚目2024年8月5日の写真です。
2枚目が4年前2020年9月1日の時の写真です。
・頭首工脇が崩壊し水が流れ出し水路に水が回らない。まるっきり流れがこっちになった。取水施設はここか山岸、あっち側。(2番目写真)
・1053m延長の水路も各所で壊れたり土砂で埋もれた。
○県アドバイス(農村整備課長)
・国の農業用災害復旧事業の対象になると思いますが、事業主体となる市役所と水利組合の協議で決まると思います。
・激甚災害に指定されれば工事費が95%前後国負担。設計費が半分国。
・残りをどう負担するかは市の制度によります。
○小野一彦質問
・設計費半分国と言っても工事費が多額になれば、半分負担はきつい。
・長期に返済し減価償却費的な毎年返済していくような基盤整備資金を水利組合が借りることができるか。または、多面的などで充当できるか。
→確認してみます。
◾️揚水機にまで水が上がり土砂で埋まった
・頭首工と水路が来年まで復旧できなければ、この揚水機を治し、稼働させなければ来年度の営農できない。
・ここまで水上がったのは初めてだ。ポンプ、配電盤に水残って揚水機自体埋まっている。
○農村整備課長
・国の災害復旧事業の対象にはなりそうだが、市で確認していますか。
→今日この場で確認させていただいた。
水路は被災箇所わかるが、このような揚水機は分かりずらいので、どんどん市役所に教えていただきたい。(総合支所長)
◾️自宅裏法面崩れ下の水田に落ちた
写真はここでは添付なし
○農村整備課長
・こちらは当課の現場です。ブルーシートを貼ってもらっているのも当課です。
○住宅の住民の方へ説明(ご本人の前にて)
・災害初日、市役所からご連絡あり、住宅裏がガバッといった。
・あそこは地滑り地帯で対策を過去にやった場所
・地山に対してアンカーを入れています。アンカーとは地山と今の法面保護箇所を縫い付けています。
・下の法面が剥ぎ取られるような状態だったので、すごく不安で、市役所から連絡いただき、どうしようかと検討。
・上のところ開いているとのことで確認したが、地滑りではなく、表層雪崩でした。
・最初、下の法面流れるとすごくびっくりしたが、職員が計測して、表層だけ流れていること確認。
・下だけ雨降ったら困るのでブルーシートを貼っていただいた。
○今ではないが、下の部分、流れ出ている部分をいずれなんとかしたい。この災害対応が一段落したら、取り敢えず今は侵食していないので、早ければ今年度中に表層の雪崩部分を対応します。(農村整備課長)
地滑り対策事業の過年度分の対応となります。
今後も何かあったら飛んできます。
○住宅ご本人
安心しました、
○田んぼの方はどう対応しますか(小野一彦)
→田んぼの中に入った土砂は恐らく国の災害復旧にいく程土砂が入っていないと思います。(農村整備課長)
→市では災害復旧事業対象箇所として確認しています。
以上で大琴地区終了
昼食場所(道の駅)→東由利舘合字八日町(信号機下から)
○山谷水利組合関連箇所
東由利舘合字八日町、横山付近
組合員16名、面積17ha
◾️松沢川護岸崩落、川半分土砂堆積
・川からくる水がすごくて護岸崩落し土砂堆積した。
→建設部に伝えます。(農村整備課以下同じ)
今回の現場確認・相談活動においても他部署所管事項でも現場確認し振興局内で共有し対応することとしている(由利地域振興局長と小野一彦確認)。
・この土砂撤去してもらえるか。
→工事にも支障あるので撤去しかありません。当面すぐ撤去できるかどうかは建設部に確認しないと分かりません。
・水田の中に抜根や流木、大きな土砂流れ込んだが、人の力ではどうしようもない。このようはものの処理はどうすべきか。
→由利本荘市において国の農地災害復旧事業に申請すると思われますが、その場合、木、土砂、瓦礫などの産廃処理費も国補助の対象となります。ここも被災箇所リストに掲載されているかどうか確認します。
・前は松沢川のあの堤防越えても30センチから40センチ位だったが、今回はそれより高い位置にある田圃が水没した。
・とんでもない量の雨だった。7月24日夜9時、10時頃はもう自宅から出られなかった。
・あの橋の上を水が越えた
◾️この復旧についてすぐやってほしいとは言わないが、我々これから農業をやっていけるかどうか分からないという状況であることを踏まえた対応をして欲しい。
◾️田圃の所有者なくなり相続放棄の方向とのこと
(昨年までソバ作付け)
→農地災害復旧事業の受益者負担をする方がいない場合、つまり申請がない場合には河川の復旧だけになるかもしれません。
東由利舘合字八日町→舘合字久保
○折橋水利組合関連箇所
◾️久保地区107号沿い板戸川堰根水路流されたり崩落寸前
・堰根接続する水路が山際、住宅の裏まわり水田に水を供給
・至る所の水路が埋まったり崩れていて、昨日8月4日水利組合で応急処置した。ここで水を取り入れないと応急処置した水路にいかない。ここは崩落寸前だったのを応急的に単管パイプでつないだ。
→花水を通さなければならない時期にこのように応急対応していただくのが理想的。
→国の災害復旧に申請しても応急工事として対象となります。被災状況がわかる写真を用意しておいてください。
◾️久保地区水田土砂広範囲流入箇所、湯楽里温泉配管も流された箇所
→確認しました。
◾️橋の先の農道が壊れその先にある水田にいけない状況
・市にはまだ届出はしていない。
→本日今確認しました。農道も市が管理する農道と受益者が管理する農道とありますので、確認して対応します。
◾️折橋頭首工崩落、河川護岸崩落、水田土砂流入
・大変な量の土砂、昨日土砂上げを重機で行なった。
→河川は県管理松沢川、護岸については頭首工についた上流10メートル、下流15メートルは頭首工設置者側負担の原則的にルールあるようです(市)。
○この場合の受益者負担の確保策について
協議により護岸部分も頭首工についた分として水利組合が事業費(工事費の5%前後、激甚災害認定になれば。設計費の50%)を負担する場合が生じる。その場合、毎年少しずつ返済していくため、基盤整備資金を借りられるかどうか。借りられる人は農業者、土地改良区及びその連合会等となっています。等の中に水利組合が該当するかどうかは、県庁にて国に確認中とのことです。
◾️折橋農道河川に崩落
・ここずっと向こうの水田やハウスまで農道で行くことができたが、ここで川に崩れて行き止まりになった。
・現況の中程(今、川になっている)まで道路になっていた。今、砂利だらけ、石ある所が川だった。
・湯楽里の温泉の配管もここでも被災。
・この農道のおかげで、この広い連たんした水田やビニールハウスに効率的にまわることができていた。
→松沢川の河川管理者が河川敷はやって後ろの背後地、農道をどこまでみてくれるかはこれからの協議となると思います。(支所長)
→災害復旧制度なので時間がかかるかもしれませんが、それまで応急に対応してくれるかどうか(営農に支障がないように)→ここがこの度の災害の一番の課題
現場は繋いで対応します。(支所長)
◾️要注意 下には水路がある。この次の雨に警戒
・この農道下を水路が入って何十haの用水を供給している。ここが次の雨で崩れると大変だ。
・もう川までギリギリだ。
・下の水路には砂や泥入っていた。水流したが真っ黒な泥水出てきた。なかなか砂は流されなかった。
・なんとか今足りないが花水を流している。
・この田圃きれいになって見えるが5センチ、10センチ砂かかっている。
・この田んぼ完全に水没した。
○この場で小野一彦農業普及振興課長等に要請
河川管理者、農村整備、水利組合、防除、市、JAとか1人1人の農家の営農計画の処方箋づくりをアドバイスする指導をしてほしい。そのときに水のかけ方、秋作業に向けて機械使えないなどの問題もあると思うので。
→了解致しました(農業普及振興課長はじめ一同)
この体制づくりは9月議会一般質問でとりあげます。
・今、共済組合が一筆毎の調査を開始した。
→その動きとも連携してほしい(小野一彦)。
→地域計画の調整も出てくるのではないか。(小野一彦)
・是非一年延期してもらいたい(市課長)が。
・災害と地域計画の変更=水路、農道できなければ自分はこの農地どうしていくべきかという問題が出てくるだろう。そのことも含めたアドバイスや支援体制づくりと実践が求められる(小野一彦)。
◾️田圃の水入りと災害だ。この見える範囲の水路も一回全部止まった。
◾️農業普及振興課によるミニトマト栽培指導実施
以上この時点で14時頃
次は舘合新田水利組合へ
林道奥に2つ溜池、山崩れ、水路崩落
○舘合新田水利組合関連被災箇所
◾️この被災施設の役割
市の林道メタダレ線を1キロ以上進むと溜池が一つ。通称「奥の堤」という。その溜池で沢水を溜め、溢れた水が水路を通じてもう一つの溜池に溜まり、そこから法面沿いに水路が延々と続き、新田地区、跡見坂地区の水田に水をかける。
水利組合は20名以上組合員、受益面積は30ha以上。
もしこの山からの水がなければ、ポンプで水を上げる必要が出てくる。
現在、この水利組合は年間ポンプの電気代が別の水がかり分で80万円以上かかっているとのこと。
もし今回の被災でメタダレ線系統の水かかりができなくなれば、新たにポンプで水をかける必要があり、さらに農家負担がかかってくる。
◾️被災箇所
・林道メタダレ線が陥没、山崩れで奥の堤に行けない。
・山崩れで通行遮断された地点から奥の堤までも被災箇所ありとのこと。
・中の堤から取水し水を流す水路のスタート地点、山崩れ、水路崩落、土砂で埋もれ。
・山崩れの上には入会地ありそこでは畜産農家が牧草作付け。そこから崩れてきた模様。
◾️林道崩壊について
・林道メタダレ線は市では知っていますか。(森づくり推進課長)
→承知しています。
・土砂を寄せてよいだけとすれば管理者の市が自力で施工し、国庫補助の適用を受けるとすれば査定を受け工事をいれることになります。
◾️水路について
・この水路はつくるときに山があって切り込んで水路敷きをつくり水路をつくっており、水路については山の担当としては手を出せませんので農村整備課と協議し進めてまいります。
・山から土が落ちてきていることについては治山ダムをつけることの効果も含めて検討してまいります。
○小野一彦要請
奥の堤までの被災箇所、水路、山崩れなど本日見ていない箇所について両課で現地協議していただきたい。
→承知いたしました。(森づくり促進課長)
◾️内山第二溜池の堤防一部崩れた
・溜池の上にある建物や道路からの内水がこの溜池に集まり、越えて下の方の向かいの家の倉庫に流入。車がダメになった。との話も後日聞きました。
・防災重点溜池かどうか確認をお願いします。
◾️他の被災箇所
・新田水利組合の管轄で他の被災箇所については市役所で把握しているものを確認して対応します。
写真は一部7月30日事前調査時のものです。
○田代地区
◾️住宅裏山崩れ、避難生活
・ご本人へ県と市が対応状況及び今後の対策方針を説明
・現在、崩れ落ちてきた土砂を排除しています。
・応急対策として土嚢を設置します。
・今後の対策としては治山事業予算をとり、隣接部分とあわせて工事を進める方針です。
・来年度予算か補正が出れば補正で対応します。
・それまで間がありますので、降雨時の避難を考えてください。
◾️水路にも土砂流入、埋まっている
→土砂排除している事業者に水路泥上げも含めてお願いしていると思いますが、確認します。
◾️近くの堰堤がある箇所、末端の堰堤土砂で埋まり、下で排水を受ける水路が埋まり、降雨時に土砂が横から溢れ、住宅に流れ混む恐れあり、心配だと住民の声あり。
・森づくり推進課現地確認
・末端が溜まっており、もうこの下に堰堤はつけることできないので嵩上げしかないか。
・渓流調査をして事業化へのリスト化をしてみたい。
・調査して市や地元に結果を説明します。
◾️橋たもとなど田代地区石沢川護岸崩れた箇所
→報告済み、確認
建設部へ共有
田代地区石高へ
◾️自宅裏法面にヒビ入り怖い、倉庫に避難
住民の方のお話
・住宅裏山上にタバコ畑だった場所あり。
・今回の雨で横に亀裂が入り、上で亀裂により木が中程まで倒れ込んできた。景色が変わってしまって怖くなった。
→森づくり推進課長現地確認
・同じ法面、裏山の下、住宅に近い部分にすでに
コンクリート護岸あるのを確認。
・治山施設か台帳で確認します。
・同じ続きなので、こちらで対応することになると思いますが、早いうちに山全体がどのような状況になっているか確認し、住民の方、市に報告します。
・この裏山の下、住宅裏にはには天候に関わらず常に水が湧いていれことをご本人からお聞きし、一同確認。
既存護岸、水湧いている部分写真あり
○須郷地区
◾️単に水路が落ちたのでなく上の山からガバッと落ちてきた。あまりにも大規模な崩壊で自分たちではできない。水路がこうだと来年に作付けできない。川も遠くてポンプアップもできない。何とか仮でもいい。パイプでも良いから来年の作業に間に合うよう復旧支援してください。(集落全体の最重要要望)
→状況は承知しております(市)。
○小野一彦様確認
水路に落ちた山崩れ、森づくり推進課は把握しているか確認必要。
◾️格納庫まわり下がった。
心配で見てほしいとお電話あった方の格納庫や農道、水田、水路崩壊
→地滑り地帯であり別の貸付に集水井が2箇所あり県(農村整備課)が定期的に点検していたところ。
調査しますので、雨等の際には避難をしてください。
◾️営農を継続したい!コンバイン通る道など自前でやれることはやりながら、水路、農地の復旧はお願いしたい。
→国災害復旧か市の災害復旧か対応を協議します。
→補助になるかどうか別にして自力施工前、施工後の写真は撮っておいてください。(農村整備課)
◾️川の護岸崩れた箇所はなおしてほしい。
→状況は確認しました。