農業新技術「花・野菜の隔離栽培」で秋田の農業を拓く!(令和7年10月27日(月)活動報告)
いつの時代も若者が閉塞感ただよう空間に風穴を開けて時代を創ってきた。
この日はそうした瞬間に立ち会った日でした。
インターバル速歩
6時28分
倉庫内にて
東由利→大内岩谷
□若き農業リーダー&チャレンジャー宮本さんの取り組み視察
低コストかつ高い単収が期待できる「高価な機械を使わないスマート農業=ポリポットによる花や野菜の隔離栽培プロジェクト」
9時〜10時
宮本さんのハウスにて
○きっかけ
・宮本さんはアスター、コギク、そら豆など栽培している若手農家です。
・借りていらっしゃる農地にハウスを設置し栽培しています。
・しかし農地は周囲の住宅地等から低い位置にあり、大雨降れば水路を越え農地に集まり、ハウスに入り足首くらいまで浸水。
・ここ数年こうした状況が継続。
・その結果、青枯病にかかり昨年の大雨災害では、6000本のアスターが被害を受けた。
・心が折れそうになった。
・厄介なのことは菌が地面に残り続けて、水で土壌に広がり続ける。
・その対策として農薬でしっかり殺菌する必要があるが、費用負担が大きい。
○さあ、どうすべきか。若者は諦めない。
・調べたら、土と植物を隔離する栽培方法を長野県が実証し取引もあった。
・コンテナに土を入れトルコギキョウを空中栽培する技法。
・視察しに行き、勉強を深めた。
・この技法よりもっとコストのかからない方法をがあった。
・コンテナより安いポリポットにトルコギキョウを植える栽培方法だった。
・この方法で大分県では実施していた。
・大分試験場に問い合わせたところ、この栽培方法で栽培できますよ。との回答を得た。
・具体的にはローラースケートの団体から不用品として譲り受けたパネルを防草シートとしてハウス内にポリポットを敷き詰め、その上に栽植密度を高密度化し並べて栽培。
○ポリポットの隔離栽培のメリット
・これまではハウス内で7000本栽培していたが、栽植密度高いため(ポリポットを密着し並べることができるため)2万本栽培することができる。
・花の卸も歓迎している。
・除草作業がない。除草剤不要
→ハウス内の写真は、パネル上でポリポット栽培した場合と右側、これまでのハウス内土壌に栽培した場合の雑草繁茂の状況=除草コストを確認するため、宮本さんが比較展示してくださったもの。
・耕起代不要
・連作障害も避けられる。
・省略化図られ、その時間を販促活動に充てることができる。
・ポリポットは100個で200円
・土代は2トンダンプで2万円
・肥料は6万円
・苗代入れ全部含めて14万円〜15万円
・ポリポットは翌年以降も使用できる。
○課題と課題解決方策
・ポット小さいので、根がポットの中で根詰まりを起こしてしまう。
・この課題にはマイコス菌を使用する。
・肥料回数増やす。
・根の深さを2倍にしてみる。
○新規就農は機械化前提でなく。お金なくても若者が農業できるモデルを自分が実現したい。
・このポリポットを使用した隔離栽培をそのように位置づけ取り組みたい。
・ソラ豆もこの考え方を基本に土嚢袋で栽培できないか考えている。
○冬でも収穫できる農業
・カンパネラ、ソフトケールも組み込みリレー収穫できることを目指している。
○ソフトケールについて
・ケールは生で食べられないがソフトケールは食べられる。
・カリウム、ギャバなど栄養価高い。
・にかほ市と由利本荘市を産地としてブランド化するプロジェクトある。参加している。
・会社がすべて生産者から高く買い取る。
・小野さん、サンプル提供するので試食してみてください。→自宅へ帰り炒めて食べました。
写真あり 調理前のソフトケール
調理後のソフトケール(皿)
・香ばしく美味しくいただきました。
・このプロジェクト非常に興味あります。
・若者の農業へのパッション、アイデア、アクションが秋田の農業を切り拓く!
○なお、今、隔離栽培プロジェクトはクラウドファウンディングを募集中。あと1日です。
大内岩谷→本荘小野事務所
□自民党由利本荘市第一支部会員訪問
13時から17時
由利地区
東由利地区
本荘地区
党務手続きと県政へのご意見をお伺いしました。






