令和3年4月13日(火)活動報告
今日の活動を振り返ると「人材確保と育成」がメインテーマの1日でした。
現場対応
昨日、由利本荘市民の方から、国道107号東由利から横手市入り口付近(スノーシェッド出口)で道路左側に亀裂があり、パンクの危険性がある。県に補修を要請してほしい。との要望がありました。
本日、現場に赴き、丁度坂の下付近で作業を開始しようとしていた道路パトカー職員にその旨要請いたしました。
事務所にて
振興局建設部へ
仁賀保矢島館合線矢島東由利間の冬季通行止を4月24日(パークゴルフ場オープン日)までに解除してほしいと要望。→現在検討中。結果を報告いたしますとのこと。
本荘地区の建築板金業のM社を訪問
□板金業M社の人材確保育成への取り組み
本荘地区の建築板金業のM社を訪問。専務さんから人材確保と育成策について教えていただきました。
工事には波があるが、人は不足している。社員構成は若手とシニアが半々。
現場のリーダーを若い人にシフトしようとして厳しく鍛えようとするとすぐやめてしまう。
この課題をどう解決するか。専務さんは考えられ、次のとおり確保・育成策を実践又は検討中だそうです。
確保・育成策その1
合同面接会に初めて参加。
会社のPRを実施。大きな建設会社が居並ぶ中、我が社のブースに説明を聞きにきてくれるか不安だったそうです。何人かの生徒さんが集まり説明を聞いてくれたそうです!
この、合同面接会へのエントリーの効果は次の点にあると考えます。
・ものづくり職人の仕事への指向性を持つ生徒さんと出会える。
→簡単にやめない若手に出会える。
・仕事のやりがい、社会的使命を直接語ることができる。
・生徒さんの反応を確認し、効果的な会社の説明のあり方を実感できる。
先日はハローワークさんからの紹介で18歳の女性の方が会社を訪問。専務さんは現場を案内されたそうです。女性が入社すると会社の風土が変わるのではと期待されてました。
確保・育成策その2
若い世代の社員が入社したら、いきなり現場で「見て覚えろ」ではなく、専務さんが1ヶ月かけて、板金加工技術、機械操作、現場紹介などいわば「導入研修」の実施を検討中。
とのことでした。
板金業界ではこのほか、県板金工業組合で技術の均一化、底上げ、技能士試験講習などを実施しているとのこと。
さらに、工事の格付けの分類のあり方について、板金専門に特化した格付け分類が必要であるとのご意見をいただきました。
他県や市町村の事例を調べてみます。
電話取材
□秋田県板金工業組合の取り組み
専務さんからのお話をきっかけに、秋田県板金工業組合の吉田一雄理事長さんに電話取材をいたしました。
吉田理事長さんからは技術専門校で実施している事業内訓練について教えていただきました。
若い人たちが仕事をしながら、2年間板金等の技術を習得。
仕事が減る冬季間は週2回、冬季以外は週1回。製図、材料を切ったり曲げたりする技術を習得。
理事長さんは平成12年から講師を務められているそうです。自分の父は4人の職人を育てた。
自分も若い世代を育てよう!と熱いお気持ちで講師をされているそうです。
冬季の仕事については県外からの職人派遣のニーズはあるそうです。
信頼関係が構築された職場同士でないと安易な派遣はできないともおっしゃっていました。
突然の電話にもかかわらず丁寧に人材育成への取り組みについて熱意を込めて教えていただきました。
亀田地区訪問
市内商店からの購買活動です。
和清さんから経済誌3冊。
亀田にある果物屋さんから珍しいインドというリンゴ。こちらのお店では弘前市でご自身で生産され、亀田で販売されているそうです。
水分の少ないカリッとした不思議美味しいリンゴでした。
畜産農家訪問
東由利へ。和牛の繁殖農家からの要望。今後をシミュレーションすれば地域に根ざし、畜産農家を支える獣医師の確保育成のが重要な課題。今からその仕組みを強化すべきである。わたくしなりに情報収集、意見交換をしながら取り組んでまいります。
河川堤防の修復要望
石沢川について、中洲ができ、流水が中洲により堤防に当たり、一部について修復の要望が本日わたくしにもありました。現場を確認しました。→市の東由利支所に電話。現地確認の候補箇所とするよう要請。
今日も終わりました。
明日は10時商工会訪問。飲食業などへの県の支援策の活用状況を聞き取りいたします。
それを踏まえ、午後から県庁商業貿易課から県全体の状況を聞き取りいたします。