令和2年8月21日(金)活動報告
○雲海に浮かぶ高薬師
朝、雲海に高薬師山の三角が浮かんでいました。毎日、季節、天気、時間によって姿が変わります。大きく近く見えるとき、小さく遠く見えるときも。いずれも美しい御姿です。
振興局建設部へ
大内町滝地区の被災箇所と対応方針について説明を受け、現地を視察いたしました。
大雨で川の流れが変わり、農道法面が削られていました。
さらに、もう一箇所は川にかけられた農道橋が流されて作付けされている水田に行くことができない状況になっていました。
橋については振興局農林部農村整備課であり、さっそく同課に赴き、現地を見てもらい、対応方針について説明をお願いしました。
12時半から13時半
本荘ロータリークラブの環境保全委員会の行事として、むつみ造園の佐々木社長をお招きし、民間が企画し、他社や地域コミュニティ、行政を巻き込み継続拡大している環境保全活動について、スピーチしていただきました。
○感銘を受けたことその1
地域愛をベースに自社の造園という専門技術や事業を生かした地域課題解決のビジョンとその実践を会社あげて取り組まれたこと。
具体的には
天王の海岸を同社が社員、取引先企業の皆様に呼びかけて、クリーンアップに取り組まれ、それが他社、地域、県を巻き込み、今では秋田地域振興局の一大行事となっています。
行政が呼びかけたのではなく、むつみ造園さんが企画し、行動し、地域社会を動かしたのです。
こうした取り組みは行政の立場からみれば、簡単に「新たな公共」と位置付けてしまいがちです。
でも、そうではありません。民間企業はそれぞれの分野の事業を通じ自ずから社会のため何ができるかを思い描きながら、事業を行っています。
むつみ造園さんはもちろん、様々な分野で企業活動が世の中を良くしている。発展させている。その本質を子どもたちにもっと伝えたい、と改めて思いました。
○感銘を受けたことその2
同社の発案。散歩の駅。
子どもたちが自由に立ち寄り遊べる場を提供されたこと。
そしてグリーンサムの杜。
音楽、スポーツ、食が緑の環境とコラボして、新たな価値が生まれる場となっていること。
素晴らしいプレゼンありがとうございました。
15時から16時
○市内農業法人と意見交換
15時から16時
現地に赴き畦道ミーティング
農業法人の抱えている課題、悩み、将来に向けた前向きなビジョンの芽となるようなことなどについて意見交換をいたしました。
・法人のメンバーが高齢化している一方で後継者がいない。
・米依存率が高い。
・アスパラを導入したが、出荷額は伸びてはいるものの、セグメント損益では赤字だ。
・県では園芸メガ団地を進めているが、あれは平場が中心ではないか。我々のような中山間地の法人への支援が必要だ。
・若い人を正社員として雇用できるよう、冬場も収益が上がる作物、例えば、菌床椎茸などはどうか。
・ドローンを使用すれば生産性が上がるようだが。
・中山間地の農業法人が成功している事例など勉強したい。
○感想と今後の対応
長年法人を運営してこられ、今後の運営にお悩みを抱えていました。
一方で、そうしたお悩みの解決につながりそうな、若い方の存在や新たな事業への関心、お母さん方の活躍の場の必要など、将来ビジョンを作り、動き出すことにつながりそうな
「芽」があることを知りました。
少人数からでも、成功事例とプロセスについてワークショップを行うことはOKしていただきました。
矢島高校生開発商品への支援
8月20日投稿でご紹介しました、矢島高校ブランディングプロジェクトで商品開発された、豆腐の味噌漬けについて、投稿視聴者の方から「試食してみたい」とのご要望が
寄せられました。
販路拡大はまず地元から。
さっそく土田先生にお伝えいたしました。
ここでも県民行動がつながってきました。