ひきこもり県民公開講座を受講(令和5年8月27日(日)活動報告)

インターバル速歩

7時半から8時
倉庫内にて
毎日のことですが、朝起きた時は、節々がにぶいたい。はあ、これで仕事ができるのかと疑問を感じながら、少しずつ慣らして、倉庫駐車場でストレッチ。そしてインターバル速歩。自分の力で変身した気分になる。これで毎朝生き返る。インターバル速歩との出会い。ありがたいです。

午前

東由利→本荘

□新聞折込活動報告へのご意見
11時半頃
本荘駅前地区の方から、あるシニアの女性の方のご意見が寄せられたので伝えますと情報提供いただきました。
今回のNo.10はいつもより字が大きく気がついたら全部読んでいた。
No.8は下水道について小中学生にも読んでいただきたいと書いておきながら、難しい用語にルビもない。施設見学しましょうと言っておきながら近場の見学先の紹介もない。本気で小中学生向けに書いたのですか。とのご意見をいただきました。
おっしゃるとおりです。わたくしにとっては折込の活動報告書は県民の皆様とのコミニケーションの大事な手段です。参考とさせていただきます。

午前

令和5年度ひきこもり県民公開講座

13時半から16時まで
秋田拠点センターALVE2階多目的ホール

○秋田県障害福祉課長挨拶
・国の調査によると様々な要因でひきこもり状態にある人が146万人いらっしゃるとのこと。
・これを秋田県の人口に置き換えると1万人近くいることになる。
・県では秋田市に「ひきこもり相談支援センター」を設置し専門相談員による継続的な相談支援にあたっている。
・加えて身近な地域で相談を受けられるよう、市町村に相談体制を整備するモデル事業を実施している。
・今日は札幌学院大学の村澤先生からひきこもりの理解と支援のあり方を講義してもらった後、
一般社団法人あきた就労サポートOne代表理事平澤和子さんから就労サポート事業とひきこもり支援について、
NPO法人光希屋代表ロザリン・ヨンさんから、「ふらっと」の取り組み「支えられる人から支える人へ」
と題して取り組み事例をお話していただきます。

○村澤先生のお話のポイント
・今の日本の若者は他国の若者に比して、自己評価が低い。同調志向強く失敗を恐れる。自己完結してしまう。自分は嫌われているのではないか、他人より能力がないのではないか。という漠然とした不安にビクビクしているというような潜在意識がある。
・こうした心理が日本にひきこもりが広がっている要因であると考える。
・不登校や自殺も増えている。これは学生だけの問題ではなく、全般のいきずらさがある。ひきこもりを考えるということは現在進行形の生きづらさを考えること。
・ひきこもりの原因は様々で、精神医学的背景、不登校やいじめ、就労体験の失敗、ネット社会との関係など。
・ひきこもり、不登校が長引いて一人だけの世界いいると過去に囚われ、対人関係を否定的にシミュレーションしてしまい出口がらふさがれてしまう悪循環に陥る。この悪循環をどうとめるかが大事。
・そうした悪循環を断ち切り回復へと向かうための支援は5つある。
・まだ家から出られない方を訪問するアウトリーチ。
・対話の回復
・居場所をつくり人と会う。
・自立への支援
・家族への支援
などについてわかりやすく具体的なお話をしていただきました。

○平澤さんのお話のポイント
自立支援として一般企業へ就職できるよう、職業訓練をしている。いわば出口の部分。しかし相談に来られる方やアウトリーチによる支援を継続的に行う場面が出てきて、空いた時間にそうした支援を行なっている。医師や家族とも連携をとりながら福祉的に支援と就労支援で自己肯定感が高まってきた人もいる。最初は一緒に動くくとが大事。一緒に成長したい。

○ロザリン・ヨンさんのお話のポイント
相談者は段階的に順を追ってきているわけでなく、様々な経緯を経てこられる。その場合専門的な知見で分析し、その方に合致した支援プログラムにより支援を行なっている。
ひきこもりに状態にある方は、表面に出てこない様々な事情を抱えており、例えば、仕事、家族、生活困難、D V、虐待、母子家庭、借金、依存症など様々である。他職種による連携支援が必要。
かつてひきこもりだった方が支援の側のスタッフになる過程、心理はふらっとの支援でとても重要だ。
以上、今日お聞きしたお話の10%も書けませんでしたが、一言でいうなら、「あなたはあなたであるが故に尊い」。これがひきこもり対策の柱とすべき、あるいは日本、秋田県が目指すべき社会のあり様だと思いました。

そして、今日の公開講座を聞いて、わたくしはあとそのままにしておけないなとも思いました。
どうする一彦。

午後