令和5年10月19日(木)活動報告

佐賀駅前のホテルで迎えた朝

インターバル速歩兼訪問先場所確認

7時5分〜8時まで
駅南口から県庁まで
歩道にはいたる所に佐賀県出身の歴史的有名人の銅像が佇立したりベンチに座ったりしていました。解説がなされていました。

午前

山口知事へ表敬訪問

11時40分
平成元年度、秋田県地方課で同職していました。
その後、わたくしが活力ある集落づくり支援室長のとき、山口さんは総務省過疎対策室長をされ、
愛知県新城市で開催された全国過疎活性化シンポジウムでパネリストとして発表の場をいただきました。→「全国過疎問題シンポジウム小野一彦」で検索するとまだ出てきます。
また、
由利本荘市赤田や大館市山田のコミュニティ支援の
加工所などでも大変お世話になりました。
この日は農業農村のことが分かる議員が少なくなったことの危惧感、合併で広くなり各地域の議員が1人位になり、住民自治力をどう発揮するかが話題になりました。
午後からお会いしたスチューデントサポートフェイスの谷口代表理事とは車座で意見交換されているとのこと。
佐賀アリーナの資料もいただきました。

午前

認定NPO法人スチューデントサポートフェイス訪問

13時〜14時45分位まで
佐賀県子ども・若者総合相談センター
さが若者サポートステーション
佐賀県ひきこもり地域支援センター
などを一元的に実施
・子ども若者が抱える問題は複数同時にあり、深刻化
・様々な原因が重なり自分部屋からさえ、出られず長期化している方々にとっては相談機関を訪れるのを待つ従来型の支援では、複合的な問題の発見、解決につながらないのではないか。

・そこで、待つのでなく、アウトリーチ(訪問)支援を行う。
・単なる素人の訪問ではなく、ご本人がどのように背景でひきもったか。どのようにことに関心、志向がおありが。どう対応すべきか。などについて専門的に仮説を立ててアプローチをする。
・信頼関係を構築できるよう対応し、自立まで伴走しサポートする。
・その過程では単一の専門家ではなく、極めて広範囲の異なる専門家ネットワークがエビデンスにより本人の状況を共有し最適な支援につなげる。
・うちは自立支援の担当、不登校の担当、自殺担当、ひきこもりではない、など縦割りの対応をしない。
こうした取り組みを20年もやってこられた。県や市も複数部署がワンストップで委託。
ひきこもりラボのロザリン理事長さんが、是非視察に行くべきとおっしゃった意味がわかりました。
谷口代表理事(佐賀県ひきこもり地域支援センター長、佐賀県子ども若者総合相談センター長など兼務)様、佐賀県障害福祉課長の黒田様、田中様、誠にありがとうございました。

午後

佐賀市→福岡市東区塩浜

□下水汚泥からリンを回収し国産肥料に
16時半〜17時15分
福岡市道路下水道局下水道施設部
和白水処理センター

○調査目的
農産物生産に必要な肥料の原料である、尿素、リン酸アンモニウム、塩化カリウムは海外からの原料輸入に依存しており、世界の穀物需要の増大、ロシアによるウクライナ侵攻、中国による肥料原料輸出検査の厳格化により、価格高騰している。
とりわけ、リン酸アンモニウムは76%を中国から輸入している。
一方で、下水汚泥はリンや窒素を含有しており、特にリンは年間汚泥発生量230万t中、5万tを含有るなど下水汚泥を国産肥料に利用することは、食料安全保障の観点から今後一層推進する必要ある。
現状では全汚泥発生量に対する肥料利用の割合は10%にとどまる。
下水汚泥の肥料利用方法はコンポスト化とリン回収の2種類ある。
福岡市では閉鎖性水域である博多湾の水質汚染防止のため、1996年から下水の浄化過程においてリン回収に取り組んでいた。
2022年、福岡市は国土交通省が開発した新たなリン回収設備に更新し、従来より大量のリンを回収することができることになった。
J A全農福岡の家畜堆肥(ペレット化)と回収リンを原料として肥料を製造して販売していることを知ったことから、リン回収設備の稼働現場や農家の反応を知るために福岡市を訪問しました。
リン回収量は年間10tから100tになったそうです。リン回収の方法については回収設備のコストの問題が一般的にいわれていますが、もともと博多湾の浄化対策のコストとして位置づけられており、肥料消費者のコスト転嫁にはつながらない。

○農家の評価
・大豆農家
 肥料価格は割安で変動なく、使ってみて輸入原料によるこれまでの肥料の効果と変わらないのが良い。とのご意見をお聞きしました。
回収リンと堆肥を混ぜて完成国産肥料を製造販売することについて、今後の可能性を感じました。
遅い時間の訪問にもかかわらず、ご丁寧ににご説明いただきました
和白水処理センター
壇所長様
畑野係長様
誠にありがとうございました。

午後

福岡市→佐賀市へ

長く充実した1日でした。
佐賀市のホテルに21時到着
本荘の友人から「病院にクマが!」のお電話あり。

午後