令和7年1月22日(水)~23日(木)活動報告

○1月22日(水)

八戸学院大学健康医療学部看護学科のサテライトキャンパスを令和7年4月から130キロ離れたむつ市に設置運営する取組について視察調査

11時から12時まで
八戸学院大学健康医療学部にて大学理事、看護学科教授、担当の方から話をお聞きしました。

午前

八戸市→むつ市へ

16時から17時まで
むつ市議会会議室にて
むつ市政策課長、一部事務組合下北医療センター次長、議会事務局主幹の皆様からお話をお聞きしました。

○上記視察調査目的と得られた成果
○調査目的
日本で初めて看護師養成の学科を遠隔地にサテライトキャンパスとして設置した目的、経緯や遠隔授業と対面授業の選択のあり方などについて、大学及びむつ市、下北医療センターの方々から生の話をお聞きし、秋田県の取組みの参考とする。

○内容と成果 次のとおり。
・むつ市では平成14年に田名部高校看護学科が閉校になった。
・その結果、下北上十三(かみとうさん)地区は地域に根差した看護師養成学校空白地域になった。
・その結果、地元で学び地元で看護師として働きたいというニーズがあっても一度他地域の学校に入り実習すると、むつ市からの奨学金を用意しても戻ってこない。
・こうしたことからむつ総合病院等では看護師不足が顕著になった。
・こうした状況から市長が大学に働きかけた。
・八戸学院大学でもコロナ禍明けに看護師を目指す学生が減少傾向にあった。一方でむつ市にはリサーチすると10名以上の地元で看護を学び看護師として地元で活躍したいという若者がいた。
・そこで八戸学院大学看護学科定員80名のうち、10名をむつ市に確実に存在する「地元で学び地元で活躍したい」という若者のニーズの受け皿としてサテライトキャンパスを設置することにした。
・カリキュラム131単位のうち、教養科目及び一部専門科目を遠隔授業とした。
・この遠隔授業はコロナ禍を経験したからこそできた。
・週2日を対面授業、むつ市での臨床実習を行い地元を知ってもらう。
・130キロ離れたむつ市から八戸市の本校キャンパスにはスクールバスを運行。
・運行はむつ市で「地元で学び地元に就職する学生を支援する地元企業の協議会」が運行。
・経済的な支援もかねて学生を看護助手として雇用。実習してもらう。
・大学授業料、教科書代など全学費はむつ総合病院に10年間勤務すれば全額免除する制度を新設。
・この仕組みができたことで、「人口減でも確実に存在する地元で学び地元の医療福祉分野で活躍したい」という若者の希望を実現することができた。
・むつ総合病院だけでなく大間病院など下北地区他自治体との医療連携にもつなげたい。
・スクールバス購入、運行、10年間奨学金返済助成の財源は医療福祉分野におけるまち、ひと、しごとづくりの財源として「地方創生第二世代交付金」をあてたい。

以上の調査結果を分析し一般質問原稿に生かす。

午前

○1月23日(木)

むつ市→東由利へ

途中、横浜町道の駅、六戸町道の駅、高速SAで休憩。東由利についたのが18時

午前