令和7年7月31日(木)活動報告

農林水産委員会県内調査2日目です。

仙北地域振興局概況説明

10時半から11時半
○産地づくり
・ほ場整備を契機に大規模法人が誕生
・ネギ栽培が急速に普及
→生産安定のため育苗巡回指導や排水対策
→大規模法人には品目間の労働力をどう振り向けるかの課題があり、年間作業計画に基づく人員配置や人材育成のための評価制度策定
このほか、半減したアスパラの復活やタネなし大粒葡萄の産地化に取り組む。

○森づくり
・再造林を推進するための低コスト化、省力化技術の普及
→低密度植栽、下刈り回数の削減等の実証
・高校生へのPR、人材確保の推進

○基盤づくり
・人が少ないことから中山間地域でのスマート農業による省力化の推進
・新たな営農構想策定支援
・防災溜池の整備、ハザードマップ 活用
・水田の貯留機能を高め、下流での災害を防止する
たんぼダムの取り組み。全県の8割が仙北地域振興局管内。

○田んぼダム模型による説明
・実際に雨が降り、田んぼダムあり(排水版)、無しにより、下流にいっきに溢れることによる被害を防ぐことができることがよくわかりました。
・上流の農村地域があるから、下流の街部の災害が防げること実感しました。
・職員の方の説明が実にイキイキとしていました。

午前

大仙市→美郷町千畑地区

□スマート田んぼダムの現場視察
13時
ICTを活用し例えば大雨警報があった場合、遠隔で一斉に田んぼの水を排水し、排水版をおろし、ダム機能を発揮するなど、省力化やスピードによる対応を可能とするシステムでした。

□きゅうり栽培のメガ団地視察
13時半
畑屋中央地区
・もともと県南有数の施設きゅうり栽培の先進地
・これまでの技術や人材育成の蓄積をジャンプ台にさらに飛躍
→栽培用ハウス56棟、育苗ハウス1棟、画像処理きゅうり選別機がある調整選別作業棟など
・中野集落営農組合が基盤整備を契機に法人化
・経営目標達成、水稲の作付けを増やす計画あり。

□仙平太田斉内地区小水力発電所視察
14時20分 
・既存水路を生かした水利発電により農家の負担軽減
・有効落差は約2.3mだが、使用水量毎秒3立法
・その流量の水を直径2.7mのらせんが受ける。
・年間発電 約26万kWh=70から80世帯分

午前

大仙市→秋田市へ帰着

□ひきこもり対策について意見交換
17時から18時
秋田大学ロザリン先生と実態調査等について意見交換

午後

秋田市→東由利帰着

午後