水田現場における水不足影響調査4(令和7年7月31日(木))

昨日、本日と秋田県議会農林水産委員会の県内調査でにかほ市、由利本荘市、大仙市、美郷町を訪問しました。調査内容と調査によって得られた成果は別途報告します。
本日、そうした合間に由利本荘市民から水不足の影響と対策について電話による要望がありました。

○市民の声1

・ポンプにより水を入れようとJAにポンプを買いに行ったが、在庫なかった。
・合併前には今回の横手市のように役場がポンプ代等への支援あったがうちの市は支援対策ないのだろうか。
・本日の記事で大臣が国支援を打ち出したようだが、我々は支援の対象となるのか。
以上大内・上川大内地区の方(先日聞き取りをさせていただいた方、9ha水田耕作)

→小野一彦回答
溜池の有無、沢の深さ、浅さ、塩水遡上など地域によって、水田の上流下流等位置関係により、日照り、高温が継続している影響は場所によって、時間経過により厳しさが増していると思います。
市の上層部には、こうした状況についてJAや各土地改良区のトップ等に直接聞くなど今現在及びこれからの状況(天気予報通りならない場合)について
リサーチをして、必要な対策を講じてほしいと申し上げました。
併せて市議にも対策を要望してもらっています。
国の事業については、県を通じて調べます。

○市民の声2

・連日、エンジンポンプで水を汲み、タンクに入れて田んぼを回り水を入れていたが、高温もありポンプが故障した。業者には修理依頼がたくさんあり、すぐに修理できず、やむを得ず発電機をリースしてきて、電気ポンプを使って水を入れている。なかなか追いつかない。減収もやむをない。
・収入保険についてだが、上記のように今回の渇水で減収が予想されるが、収入保険では補填はならない。米の値段が安かった過去の平均値を下回った場合、その9割を補填されるものであり、全体としては今の米の値段が激変した上では、減収になっても保険機能が働かない。こうした情勢の変化に対応した改善が必要だ。
・→小野一彦由利本荘市だけではなく、県内各地でありうる大きい事例だと思います。よく制度を法律、約定の根拠確認して、制度のあり方について検討し声をあげます。
・まただからこそこの度の渇水による減収はあらゆる手段で避けなければならない。