農林水産委員会県外調査実施(令和7年10月6日(月)〜8日(水)活動報告)
○10月6日(月)
インターバル速歩
4時38分から
倉庫駐車場にて
東由利→秋田空港→羽田空港→鹿児島空港→鹿児島県庁
□かごしまGXプロジェクト創出・推進事業
環境にも経営にも優しいかごしま畜産GXプロジェクト
15時から16時
・鹿児島県では総合政策課がカーボンクレジット創出支援、活用をとりまとめ
全体的な以下の取り組みをご説明いただいた後に、畜産に特化したプロジェクトについてご説明いただき、質疑応答を行いました。
ご丁寧なご答弁ありがとうございました。
・和牛、乳牛排出する温室効果ガス削除による日本初の肉用牛にJクレジット発生と生産コスト削減
・県工業技術センター開発の低炭素型シラスコンクリート普及と建設分野におけるGXを推進
・県内事業者による新たなGX事業支援、カーボンクレジット活用促進への取り組み
○桶の理論によるアミノ酸の有効的使用
・桶の理論とは栄養学の理論
・桶に水をためるように、体に必要な栄養素(特に必須アミノ酸)がすべて揃わないとどんなに他の栄養素を多く摂取しても一番不足する栄養素の分しか活用されない。
・乳牛、肉牛の場合には特にリジンが不足
・通常のリジンは牛の第一胃のバクテリアで分解されてしまい小腸まで届かない。
・小腸までリジンが届くようなリジン製剤を使用した餌を与え、体重、体高をアップし肥育日数短縮。
・生産コスト、温室効果ガス削減を図る。
・カーボンオフセット和牛として生産販売も目指す。
○10月7日(火)
インターバル速歩
6時
九州新幹線鹿児島中央駅前
鹿児島県→佐賀県
□J A全農ゆめファーム全農SAGAの取り組み
13時から14時
佐賀市高木瀬町
・佐賀市清掃工場の熱とCO2を活用
・施設園芸の先進国オランダの技術と日本の篤農家の技術を融合
・高軒高(5m)、つりおろし、均質に栄養がいきわたるロックウール養液栽培
・新人でも篤農家の技術と同じ栽培効果を実現できる作業のマニュアル化
・遠隔技術により技術指導の実施
→きゅうり単収10アールあたり5.6t
・全農では栽培研修、温室建設、栽培支援コンサルの「ゆめファーム全農パッケージ」で全国に広げたい。来年、そのための施設が埼玉県幸手市に稼働
・現在、佐賀県で3事業者がこの形態で経営している。採算規模は50aか。
□異業種が連携し輸出や二酸化炭素ゼロブランド商品を排出削減と森林クレジットでオフセットし販売
SAGA COLLECTIVE
異業種が協同組合により実施
概要
写真のとおり。
ご丁寧なご説明ありがとうございました。
なお、この異業種の集団の商品で井上製麺の二酸化炭素ゼロソーメンを買った。
販売員の方からお聴きしたら、売上増えているとのこと。地元スーパーでは売れない。観光客が買う。
□同上メンバー天山酒造説明をお受けする。
佐賀県GXモデル木々創出事業に選定
酒造に関わる各工程ごとに排出されるCO2を測定し見える化し、例えば使用重油を減らす、瓶詰め工程の省エネ化を実施するなどGAを実施
創業150年
記念祝賀会には山口知事も見えられ、お祝いをされたとのことでした。
こちらもご丁寧なご説明ありがとうございました。
○10月8日(水)
インターバル速歩
5時半
博多駅前ぐるぐる
九州電力森林由来Jクレジット創出事業支援
9時から10時
水利発電、水源地に有する社有林を管理から森林由来Jクレジットのノウハウを取得され、自治体や森林組合などへ普及支援を実施
特に熊本県や宮崎県から依頼を受け創出支援を実施
Jクレジットなかなか売れなかったが、ここにきて潮目が変わったと感じていらっしゃる。
ご丁寧なご説明ありがとうございました。
今回の県外調査、環境価値を経済循環に変えるJクレジット創出、人手不足の中で、若者が短時間に施設園芸ノウハウを取得し経営を継続できるパッケージ支援など駆け足でしたが、実に有意義な内容でした。
この投稿により県外調査の締めくくりとします。







