令和7年10月15日(水)活動報告

インターバル速歩

5時55分から
肌寒き空気の中、挑むように花が咲いている。
咲き誇っているわけではないが美しい。

午前

東由利→能代市落合

□秋田しらかみ看護学院の皆様と地域に根差した看護学校の意義・方向性について教えていただく
10時半〜11時半
同学校において

○教えていただいた皆様
・山本 実 理事長 様
・近藤美喜 学院長 様
・小野鈴江 常務理事様

○秋田しらかみ看護学院開学経緯
・秋田しらかみ看護学院は、「高卒者の流出、結果としての高齢化」という地域状況に対応、「流れ出る若い力を地域高齢状況を担う人材として育成する」ことを目的として、官民協同、能代山本の住民の
総力結集による期成運動を背景に平成10年4月誕生。
・卒業生の多くがこの地を中心に県内の基幹病院で医療看護活動に従事、地域定住に合わせ地域の保全の役割を担っている。
(創立20周年時記念誌より)

○教えていただいた内容
・卒業生のほとんどが地域、県内で活躍
・ここ数年で学生が少し減っている
・定員120名に対し110名位
・大学への指向性が強く減っている部分もあると思うが、大学は中途退学あるが、こちらは専門学校として3年間で力をつけて国会試験に確実に合格、看護師として育て、地域で活躍してもらう。その育成力が強みと思う。
・学生が減るから効率的経営のため、オンライン、遠隔授業は本末転倒と思う。
・授業は対面で、個々の学生の習熟度に応じて繰り返し熱意を持って教える。心が通じ合いながら教えることが学生のためになる。
・授業が終わって教師が帰るとき、追いかけて学生が教えてもらうようなことが、オンラインではなかなか難しい。
・我々は学校であり、経営が先にあるのでなく、学生にとって何が最も望ましいことかを考え、実行すべき。それが学生増につながる。 
・県や国には財政厳しいと思うが、定員が減ったから、それに応じて補助金を減らすのでなく、学生の学びの質を減らさないような支援を望む。
・デジタルは遠隔授業より、看護現場での負担軽減のための使いこなし能力育成に活かすべき。
・本学については地域の市、町が一体となって支援してくれている。地域に根差した看護学校機能を発揮するためには、市町村の強い支援体制が当然だ。
・学生増のためには、昨年から業者に頼みホームページを改良したほか、今年からInstagramを開設している。
・説明会に参加し、個別の生徒との対面でのコミュニケーションを実施。そうした生徒が興味を持ってくれる。
・学校にも頻繁に行く。来てくれる高校もある。
・在校生は多様な場面で地域との関わりを持てるようにするため、機能別消防団を組織したり社会貢献活動を活発に実施。
・地域在宅看護の学びも単位を増やして、地域との様々な関わりをもちながら、学びを深めている。
・県内の看護学校同士の対面での情報交換の場がもっと必要と思う。

○小野一彦所感 
・ご多忙なところご丁寧に熱心に教えていただきありがとうございました。
・学生減るからコストカットのための遠隔授業やサテライト方式ありきと単純に考えるのでなく、入学してこられた学生の最高の学びのために何をすべきかを常に考え、それを専門学校としての強みとして経営戦略を立てるべきということを教えていただきました。
・一般教養科目等の外部講師の複数校共有化による人件費削減や広域的あるいはグローバルな学生同士の意見交換の場づくりのためのオンライン授業の可能性を否定するものではもちろんありません。
・地域からの若者流出を防ぎ、地域経営の担い手として育て、実際に活躍の場を用意するため、地域の官民、官でも市町村が一体となり設立、運営を支援していること。まさに、地域に根差した看護学校機能を実現するための基盤であることを改めて実感しました。

午前

能代市→東由利

□日本森林再生応援プロジェクト・秋田県植樹イベント農林水産委員長挨拶練習
15時から17時
倉庫事務所にて
本イベントは令和7年10月18日11時から県立野球場にて開催されます。

午後