令和3年5月3日(月)〜6日(木)
5月3日(月)
□にかほ市象潟の横岡地区視察
秋田元気ムラ集落であり、守りたい里地里山50に選定され、活動をしている「横岡」地区の資源を視察し活動についてお話をお聞きしました。
□ルート
「道を楽しむ旅」をこよなく愛する本荘の知人の影響を受け、いつもと違うルートを選びました。
いつもは東由利→国道107号→国道7号南下→象潟→横岡のルートですが、この度は次のルートを選びました。
東由利→羽後町→鳥海町→矢島町花立→由利町南由利原→釜ヶ台→冬師→桂坂→中略→横岡
県道や市道の組み合わせを変えるだけで、未知の国に足を踏み入れた感じがします。
鳥のさえずり、風、木の葉がハーモニーを奏でる。自分と愛車は自然のほんの一部。そんな感覚を楽しむルートでした。
途中、山桜、ジオサイトの温水路、チューリップ花壇なども発見しました。
□案内看板
横岡の歴史や活動内容を解説した案内看板がお出迎えです。
なんとこちらは昔矢島藩でした。
□奈曽川河川公園
鳥海山が地域に与える影響と砂防ダムの機能、そして集落との関わりを学ぶことができました。
□案内人
地元で暮らす高校時代からの友人から丁寧に案内していただきました。
□秋田県第一号の奈曽川砂防ダム
鳥海山系に稲倉岳という山があります。
奈曽川は稲倉岳を源流として深く険しい奈曽渓谷を流れれ急流です。
奈曽川が扇状地を形成し開けた集落が横岡です。
活火山である鳥海山の地質はもろく崩れやすいたため、大雨や雪解け時に発生する急流により土石流などの被害を受けたため、そうした被害を防ぐため、昭和8年、救農土木事業として石積の砂防ダム建設が始まったそうです。
大きな堰堤の下流にはいくつも段があり、続いており、壮観でした。
このほかに、秋田県で一番長い砂防ダムもあるとのことでした。
□パイプライン門扉
横岡の水田はパイプラインで灌漑用水を引いています。その取水管理のため、大雨などのときは集落の方々が門扉の操作により取水の管理を行います。
□奈曽渓谷の麓まで
知人の案内で安全を確保しながら麓近くまで案内していただきました。
昔、そのあたりでワシの幼鳥が巣から落ちて来たそうです。助けられ、動物園に預けられたそうです。
そのワシは日本で一番長生きしたそうです。あの有名なワシはここ出身だったんですね。
□地域活動
耕作放棄地化を防ぐため、そばを栽培しブランド化に向けた取り組みを実施されたほか、子どもたちの蕎麦打ち体験を実施。出身者の皆様によるメッセージ写真集を作成するなど、里地里山を守ため「個と個がつながる場づくり」を様々な形で作っていらっしゃいました。
生駒の殿様が矢島に来られるとき、随行の能楽師が伝えたという鳥海山日立舞など伝統行事も継承されています。
□今後の活動のあり方
案内していただいた後で、自治会活動と連携しながらゆるやかな組織として活動する有志団体について意見交換をいたしました。
5月4日(火)
活動なし
5月5日(水)
終日倉庫にて書類整理と5月9日ワークショップ準備。
5月6日(木)
□県議会控え室へ
○執行部へ県民の声伝える。
○コロナ対策について聞き取り。
秋田市と連携し対策強化。必要な予算は予備費対応の方向とのこと。
□明日の予定
終日、本荘地区、岩城地区の海岸、河川、災害、道路等現場視察、協議。