令和4年4月17日(日)活動報告
春は自分が自然の動植物と一緒に暮らしていることに今更ながらに気づく季節です。
裏山から太陽が昇り日の光が照らし始めると、様々な鳥たちの声がステレオのように聞こえてきます。
チチチチチ、ホーホケッキョ、チュルチュルピーなど結構賑やか。
田植えが終わるころには、「テロロロー」とテロロの独唱が始まる。アカショービン。いつか実物を見てみたい。
さて、今日の活動です。
インターバル速歩
運動時間15分
速歩時間12分
時間がない時はほとんど速歩だけの場合があります。
東由利→本荘
□インフラ資産・自然資源・歴史資源・食資源を組み合わせた着地型観光により民間の売り上げが上がる仕組みづくり現地調査
4月4日に開催された意見交換を受け、本日、実際に有志で現地調査を行いました。
○本日の調査の課題
(課題)
・人口減少による消費縮小を補い地元の異業種の民間事業者に広くお金が落ちるためには何を誰がどうすべきか。
・お客を県民とした場合その観光素材を見て次のような反応があり再訪や類似施設への来訪につながり
近隣のガソリンスタンド、飲食店、肉屋、パン屋、金物屋、アウトドア用品店、自動車販売店などの売り上げが上がること。
・地元コミュニティや歴史、観光、ジオ、自然観察ほか多種多様なガイド料金が発生すること。
・説明を受けたお客が学びを深め、自ら楽しみながらガイドとして魅力を広めること。百宅ツアーの如く。
・次のような反応とは以下のとおり。
・面白い。知らなかった。ためになった。また別の 季節、別の時間帯(例えば夕陽が沈む時間帯)に来てみたい。今度は子どもを連れて自分がガイドとして教えてあげたい。
○本日のコース
由利町鮎川→南由利原→四角井戸→釜ヶ台→下坂→にかほ市南部展望台(風車)→栗山池公園→守りたい秋田里地里山50・象潟町関地区→南光坊坂→遊佐釜磯湧水→北前船関連スポット・金浦日枝神社→橋カード掲載・仁賀保大橋と黒潟沼→院内地区桜
○本日の現地調査により得られた「資源の稼ぐ観光スポット化のための方策」について(意見)
1 事前学習の機会提供
例えば、インフラ資産情報としては本日調査した
仁賀保大橋であれば、橋の種類、建設の工程・技術、景観や船の通行に配慮した構造、橋を題材とした中学校理科、高校物理の試験問題など学べる「着眼点」について資料として配布かスマホで見られるようにホームページなどでまとめておく。
橋を題材とした試験問題はインターネットで確認することができた。
2 ガイド機能の充実
・マニュアル活用を越えた面白い情報追加
本日同行して案内してくれた方は長年、鳥海高原の魅力(峠道の運転、沿道の動植物、開拓の歴史等)に詳しい方でした。
例えば、今日の案内では、由利原のこの道には昔白いトンビが舞い降りてきましたとか、よく狸が横切るので注意など。実際、今日はアナグマと遭遇しました。
・季節、時間により異なる景観、花の予告解説
守りたい里地里山50の関地区では、秋の夕刻に見る海と刈入れの棚田が絶景ですと解説してくれて、いつか夕方また、来てみたいと思いました。
3 現地踏査により新たに発見するスポットの深堀
・栗山池に行って見て桜と鳥海山の絵が四角井戸のそれとまた異なる美しさを感じたほか、池の周回コースを歩くことが魅力であった。
・ジオサイトに行ったら別のテーマの観光スポットを発見した。情報を集め再訪につなげることができると感じた。
↓
・遊佐町の釜磯湧水を「ドローン目線」で楽しむことができる箇所を案内していただいたが、そこは江戸時代に南光坊永順法師が、難路であった庄内→秋田の道を1人で作った「南光坊坂」であった。その記念碑と解説板がありました。
・金浦漁港を案内していただき、猿の眷属(けんぞく)が佇む神社がありました。この神社は実は北前船の関連スポットでした。廻船問屋の中津屋が寄進した鳥居と船頭井口が奉献した「対の猿像」が実に神秘的でした。案内された方はパワースポットみたいと言ってました(個人の見解です)
4 インフラ資産の専門的知識をかみくだいたガイド機能にして伝える。
仁賀保大橋はずばり背後の景観と構造美が魅力
・橋長=145m
・支間長=36.6m
・構造=5径間 連続鋼 V脚 ラーメン橋
・完成年=1995年
・橋の紹介
国道7号から望むと手前には黒潟沼を背後には鳥海山が眺望されることから、景観に配慮し「5径間連続鋼V脚ラーメン橋」という特徴的な構造にしたとのこと。
・橋全体が曲線区間内にあり、V脚の直線と主桁の曲線がおりなす構造美が魅力。
との事前解説で勉強したが、どこから見てどの部分が魅力か。作るにはどんな技術が発揮されたかについて解説する現地ガイドが必要と感じた。
1月12日に小野が調査した首都圏外郭放水路の解説では民間の「地下神殿コンシェルジュ」がわかりやすく専門的事項を教えてくれた。橋についても県職員OBや建設会社の当時の担当者の方の発掘と活用が考えられないかと感じました。
5 釜磯湧水の素晴らしさを他の湧水スポットにつなぐ情報発信
ブツブツ湧き上がる湧水がたくさんあり、ずっとながめていても飽きない。解説板をじっくり読みながら時間をかけて見てみたい。
同時に鳥海山の湧水スポットを環鳥海のレベルで回ってみたいと感じた。そのようなマップがあれば良い。
湧水のメカニズムを解説するARアプリがあればますます学びが深まり興味が湧く。
6 ツアーの魅力を倍増させる道具とは
・アウトドア用品として
チェアリングを楽しむ椅子
コーヒーを沸かす道具
・道や沿道の発掘資源を書き込むマップ
・岩を渡る耐水性の靴か長靴
・小道に入れるジムニーか軽トラなどの車
他にも多々あると考えます。
今日はこの辺にしておきます。