令和3年4月17日(土)活動報告

今日はわたくしの誕生日です。

地方自治法の誕生日でもあります。
住民自治はいかにあるべきか?
単に選挙で首長と議員を選ぶことだけでは実現し得ない時代となりました。

自分はどう生きるべきか?
最小の社会単位とも言うべき夫婦や家族はどうあるべき?
人々の集まりである地域社会はどんな社会にしたいか?
市町村は?
県は?
国家は?
一人ひとりが自立的に考えることが大事。役割やプロセスを考え、議論、役割、合意、実践しながら「市民、県民が行うべきこと。行えることは早い段階から行う。」
地方自治の課題解決のため、住民と行政との役割分担、プロセス分担が益々重要な時代となりました。
例えば、空き家の問題。相続が発生する前から、各家庭で家屋の相続、管理者を決める。そうした「社会における住民の役割」が重要な時代。
それを加味した地方自治のあり方の議論を深めていかねばなりません。

矢島高校を応援する会の講演会、総会に参加

矢島高校を応援する会の講演会、総会に参加いたしました。
途中、デワクジラ君が鳥海山と一緒に春を楽しんでいました。

□講演会
佐々木校長先生が同校の教育方針及び活動状況についてお話がありました。以下、わたくしの頭の揮発性メモリーを頼りに報告いたします。
・創立96年目
・中高連携高開始平成21年。13年目
・平成30年には県内県立高校初のコミュニティスクール開始
・以前からICT活用教育を推進。
・コロナ禍でも地域のため、できることはないかということでICTを活用し地域の物語を題材にした塗り絵や絵本を作成し保育園に配布した。
・バトミントン部は全県大会のシングルス、ダブルスで二冠。卓球、吹奏楽、美術、ボランティア、茶道の学部が活躍。
・継続的に実践している矢島ブランディングプロジェクトについては生徒のプレゼン動画にて説明。
・地域の強み弱みの分析。
・例えば高齢化というと弱みになるが、視点を変えれば強みになる。
・様々な商品があふれ、差別化できない中で、売り上げの一部を寄付するなど社会貢献とつなげる「コーズリレーテッドマーケティング」をすれば、他の商品との差別化が図られる。
・上記のマーケティングの知見を生かし、仮説を立て実際に販売したら売れた。
・仮説を立て、検証し、改善検討の連鎖。
以上動画による生徒さんの発表のポイント

佐々木先生からの提案。
矢島高校の入学生を増やすための対策私案。
①矢島地区を訪れる方々がさらに増え地区住民がさらに楽しく暮らすコミュニティになること。そのコミュニティの一員として共に「生徒と住民が自治に取り組む」
②矢島高校のグランドを活用して市民と生徒が土日にスポーツを一緒に行う。

□総会
○会員数と活動状況
会員80名。
新入生に運動着プレゼント
「おらほで担う、地域の未来」の看板設置
フォーラム開催。
おばこ号定期券助成要望
秋田県高校教育課「矢島高校の活性化を考える会に会長参加」

○小野一彦挨拶ポイント 
矢島高校の取り組みの画期的な点は次のとおり。
・地域の一員として地域ブランド価値向上=地域の未来づくりに継続的参画していること。
・その手法が、swot分析、コーズリレーテッドマーケティング等の知見を「使いこなして」かつ「仮説を立て」それを検証して、対策を実践している。
・そのマーケティングの手法が根付いてかつ進化していること。
・単に高校生の商品化を超えた「マーケティングの専門知識」を使い
こなしている点は非常に優れた点である。

○まとめ
地域の高校生が地域の一員として専門知識を生かして地域の未来をつくる。これこそ、本稿冒頭の「今の時代のあるべき地方自治」である。

午後

○その他
由利高原鉄道社長さんから報告と御礼がありました。
由利高原鉄道による定期券割引制度が大成功。前年度利用者71名から110名と55%増加。
輸送人数にすれば、対前年2万8000人ほど増加。
これは地域の方々が由利鉄をなくすことはできないと各家庭での話し合いをしていただいたことが背景にあるのではないか。と感謝いたします。
これもあるべき地方自治。
さあ、今日は晩酌の許可がおりましたので、いただきます!