孤独・孤立対策における理容業の役割の重要性(令和4年5月23日(月)活動報告)

インターバル速歩

倉庫にて
小雨が降る田圃。ふと空気に梅雨の季節を感じた。

午前

東由利→秋田市

□秋田県理容生活衛生同業組合総代会祝辞

わたくしの4年間の活動の目標に、社会的孤独対策の推進があります。
昨年、理容生活衛生同業組合の総代会に出席させていただき、同組合では秋田県が進めている自殺予防対策「ゲートキーパー養成講座」の受講と実践に取り組んでいらっしゃることを知り、理容業が社会的孤独・孤独対策の重要な担い手足りうるのではないか。との考えから調査や聞き取りを進めてきました。

例えば、
矢島支部のNさんは、いつものお客様の様子に変化を感じると、会話も注意し元気につながるようなお話をする。などお一人お一人のお客様に応じた対応をしている。とのことでした。
他の方々も同様な対応をされていらっしゃるのではないかと思います。

政府は昨年2月に孤独担当大臣を設置し、6月には孤独・孤立対策重点計画を策定しました。
ことあるごとにその計画を読み込んできました。
その中に、孤独・孤立対策で重要なことは、様々な人に応じた居場所が必要であること。
孤独に悩む人にとって上から目線で相談アドバイスするのではなく、「対等な立場で訪れやすい」居場所や相談できる場所が重要である。とのこと。
その点、床屋さんにお金を払い、プロの技能により容姿が整うサービスを受けながら、さりげなく対話し、場合によっては他のお客様とも交流ができる。
正に、理容業はそうした居場所ではないかと感じています。

理容業のビジョンを描くに当たり、こうした社会における「つながりづくり機能」に着目すべきと考えます。
この点については、わたくし自身さらに調査や聞き取りを行いながら深めて提案してまいります、
参考までに、本日のわたくしの祝辞の原稿を掲示致します。(3分間用です。)

午後

本日は秋田市泊まりです。
飲食業と農林水産業とのつながりづくり及び「アンテナショップ居酒屋」について意見交換します。
アンテナショップ居酒屋については由利本荘市副市長時代に神田錦町で、市と居酒屋とで協定を締結し、「由利本荘市アンテナ居酒屋」を運営していただきました。
その成果と課題を深めれば、今後に生かせるはずです。
今日はこれからそういう意見交換を行います。