令和2年8月20日(木)活動報告

やはり現場には驚きと感動があります。そして前向きな何かが起きています。それを教えてくれたのが矢島高校でした。
本日は午前9時から10時過ぎまで矢島高校を視察いたしました。

○視察の目的

わたくしは「地域の一員として地域価値創造に参画する人材」が今後益々求められると確信し、「人口減少に立ち向かう県民行動」の場づくりをテーマとして活動しております。
そうした観点から、
本日は地域創造コースビジネス系と福祉系について、校長先生、教頭先生、担当の先生方からお話をお聞きしました。

○意義深く感銘を受けたこと

以下、自分の言葉で申し上げます。

○ビジネス系の生徒さんの学びについて
・やしまブランディングプロジェクトの進め方は実に本格的で社会人でもなかなかできない思考訓練を繰り返しながら商品開発を通じた地域ブランド化のプロセスを実践していました。次のとおりです。
       ↓
・矢島地区の強み弱みを分析
・研究課題や目標を定める。
・課題解決のために有効な手法を仮説として立てる。
・仮説が正しいかどうか実践的に検証する。
・検証結果により手法の改善、継続を判断する。
この思考訓練に慣れること、使いこなすことができれば民間、公務問わずお仕事で、或いは地域づくりで必ず役に立つと思いました。

○福祉系の生徒さんの学びについて
・幅広く奥深い福祉の分野について
様々な制度や技術の基礎を学ぶこと。
・手話、読み聞かせ、介護実習など外部講師の協力を得ながら、多様な体験学習の機会があること。
・老人保健センターでのサロンにおいて、高齢者のモチベーションが上がるようなレクリエーションの主体的企画運営を行い、学びの成果が見られた。
 →このサロンでの矢島高校生の取り組みは、福祉施設内のサロンだけでなく、地域コミュニティにおいても高齢者が孤独を回避し、つながりながら社会的健康を維持する場づくりに応用できる素晴らしい取り組みと考えます。

○協力依頼
ビジネス系の土田先生から、ブランディングプロジェクトで生徒さんたちが、地元の豆腐屋さん、味噌屋さん、酒蔵さん及び加工所と協働で開発した豆腐の味噌漬けの販路開拓について、支援していただけないかと要望がありました。
さっそく、本日、県に連絡し支援内容について確認するとともに別ルールでも応援する方向で考えております。明日ご連絡いたします。

○午後 本荘の事務所にて

3つの医療機関の方々から、コロナ禍における資金繰り、医療材料の受給状況、感染予防対策に関する国県の支援内容について、電話で聞き取りを行いました。

○県民要望受付

大内地区の方から河川災害についてご相談がありました。明日、振興局を訪問し、現地視察をいたします。