令和2年7月23日(木)活動報告

矢島高校応援地域フォーラムに参加いたしました。

○講演
・秋田大学高大接続センター教授で矢島高校の校長でいらしゃった伊藤先生が講演されました。
・「一人ひとりの高校生にとって」と「地域にとって」魅力ある高校とはという2つの論点を社会の変化と教育のあり方という観点から明確に結びつけられた内容でした。
・以下、わたくしが理解した内容を自分の言葉で記述いたします。

○内容
・社会の変化が激しい。
・一生学び直しが必要な時代だ。
・そうした社会では、一人ひとりが自立し社会の構成員として社会を創ろうとする意思と行動力が求められる。
・そうした力は認知で測ることができない。そうした力こそこれから益々学力として求められる。
・自分は今何を知らないかを知る。
・それを知るため、自分がとるべき次の一手は何かを考え、行動する力が大事なのだ。
・学びの場は学校だけではない。どこでも学ぶことができる。
・地域社会の何が資源か?
・あることがらを資源として生かすプロセスは何か?課題を解決するにはどんな手法があるか?
・それを知ること、そうしたトータルな学びの価値を体感することが、社会を創る原動力となる。
・文科省でも普通科を従来の普通科だけでなく、学際融合学科、地域探究学科に分けるのはそうした社会の変化と求められる人材の姿が背景にある。
・矢島高校でブランディングプロジェクトやボランティア活動など地域に根差した学びを実践しているのは
今後、教育のあるべき姿として成果を上げることでしょう。

○取り組み報告
矢島高校の佐々木校長先生から同校のカリキュラムや活動報告がありました。
その中で、佐々木校長先生から、矢島高校の生徒を社会の一員として育てるため、こんなことができるというようなことを提案していただきたい。とのお話がありました。
・是非、わたくしが取り組んで来た、秋田元気ムラのことについてお話をしたいと考えています。
・由利本荘市の秋山教育長さんから、小中高一体型校舎整備に向けた基本方針について説明がありました。
・さらに、矢島高校の魅力を高めるために=生徒のためできることとして、希望者への給食の提供、学び直しの機会の提供、資格取得支援、小中学校生への学習支援などについてご提案がありました。

○参加者の意見とまとめ
矢島にいながら、世界へ通じる食品、お酒、花、酪農などを学ぶことができる。矢島高校ではそうした地域学を実践している。地域と学校が連携を広げ、そうした学びを拡大し地域内外の多様な生徒へ学びを提供していきましょう。

○小野感想
・矢島高校の地域学等の取り組み内容が極めて本格的であることに改めて感銘を受けました。
・矢島高校を応援する地域の取り組みが危機感と誇りをバネに活発化していること。正に地方創生の取り組みであると感じました。
この日の議論は、コロナの時代の社会はどうなるのか、そのような社会ではどんな人材が求められるのかについて考える機会でもありました。
7月25日(土)わたくしの自宅に矢島高校で学んでいる姪っ子が来るそうですので、自分として矢島高校を応援することとして何ができるか、話を聞いてみようかと思います。