人と人がつながり生かし合う地域を創ろう!(令和3年12月31日(金)活動報告)

大晦日の夜は静かに速く進みます。
妻は除雪をし料理を作り、大館の実家へ。
向こうにも待つ家族がいる。そう、わたくしたちは大館も東由利も一つの家族になることに決めました。

静かな大晦日です。今日はこの文を書きたくてノンアルビールをたくさん味わいました。

東京で秋田の実家のご両親を案じながらラインや電話の声、思い出を噛み締めながら過ごす方々もいらっしゃるでしょう。
コロナの時代も2年が過ぎた。人と人とがハートでつながることが人間にとっていかに価値があるか。大事なものか。思い知った月日だった。
そして新たな出会いがあり、信頼関係が生まれ地域を好転させる新たな力や元気が生まれる。その可能性を信じたい。

今日は7月から12月までの活動のうちそんな事例を一つだけご紹介します。

この時系列は地域起こし的に申し上げますと、
地域コミュニティの構成員同士が目標を共有し、他の構成員にも共有が広がり、地域全体の取り組みにと発展することを目指すプロセスでもあります。

○石沢小学校利活用に向けた応募プラン

□5月〜はじまり
羽後町の道の駅にて石沢郷里の会井島様に会いました。その際、石沢小学校利活用について情報提供のご依頼がありました。

□6月12日
駅前のわらべ唄さんにて石沢地区に本社移転されている羽田電線社長さんはじめ異業種のメンバーで地域産業活性化懇談会を開催。
その際に商品開発や昔売れた商品の復活などで盛り上がった際、羽田電線尾身社長さんから、地元の食材を生かし子どもたちにも生産方法や食べ方などを教えながら提供する食育レストランをやりたい。との実に真剣なお話をお聞きしました。創業者の方が石沢であり現在も地域にお世話になっている「地域の一員」として社会貢献としても。

尾身社長さんは鮨職人のキャリアもあり経営者としてもビジネスプランを具体的に検討されているとのことでした。
その際、可能であれば、昨年閉校になった石沢小学校の校舎を活用できればと考えていた。とのことでした。この言葉をお聞きした瞬間、地域起こしのスイッチが入る予感がしました。人口減少に立ち向かう県民行動会議としても応援させていただくことにしました。

□7月8日
井島さんと尾身さんの出合いの会。
羽田電線社屋において行いました。お二人の石沢への思い、地域のための食ビジネスであること、地域の人の関わりを求めること。いずれは育った子どもたち、孫たちが帰ってくることもビジョンとして描いていること。お二人のコンセプトはぴったりと一致していました。次回は校舎にて現地現物を見ながらお話をすることにしました。

□7月14日
公民館長さんのご案内により、石沢郷里の会の小松さんと尾身さんとで校舎の中を巡り、その後意見交換を行いました。

□8月5日
石沢公民館にて、地域振興会の方、市役所の方へあくまで利活用について応募を考えている立場で尾身社長の考えておられる企画書案を説明しました。
その後、市ではこれまでの利活用検討も踏まえ、今回の食育レストラン構想についても地域住民の皆様にアンケートを行うとのこと。

□10月12日
尾身社長さんとその後の状況と今後の取り組みについて情報交換をしました。
アンケートでは石沢の多くの方々が食育レストランのような構想については是非ボランティアとして参加したいとのご意見が示されたそうで、尾身社長さんは燃えておりました。
この日、グランドホテルにて出されている石沢そばを味わいました。

□10月22日
本荘地区にて地域産業活性化の懇談会。蕎麦談義で盛り上がりました。

□11月27日
石沢秋祭り。全員参加的な手作りの暖かい祭り。
石沢地区の地域力を実感した日でした。

□12月22日
羽田電線社屋にて石沢郷里の会井島さん、小松さん、尾身社長さんと校舎利活用に応募するに当たっての経営主体、費用負担、運営方式などについて話し合いがもたれました。基本コンセプトは石沢地区
のため。

□1月25日(石沢学校食堂(仮称)計画打ち合わせ)予定

まだまだ決定したことではありません。どうなるかはわかりませんが、無理なく、オープンマインドで進んで行くよう、わたくしのこれまでの経験を生かして行きたい。
もう応援団ではありません。秋田で一人でも多くの人が笑顔で信頼し合いながら「つながり生かし合う」秋田、由利本荘を創る当事者として。

長くなりました。皆様良いお年をお迎えください!
つながろう!生かし合おう!