令和5年5月2日(火)活動報告
雨上がりの朝。澄んだ天然色の風景。
インターバル速歩
倉庫駐車場にて
東由利→亀田
□天鷺村で学ぶ。
慣れていると思う意識が「数々の宝」を見落としてしまいます。いつもここには時代を生きた人々の宝が眠っています。
○岩城歴史民族資料館
・大坂夏の陣図屏風1615年5月7日
・豊臣秀吉朱印状
伏見城再建のための杉板搬出を由利地域の五氏に命じた
・本荘満茂の書状
体調不良の家臣にあつみ温泉で養生するよう指示
・御田の方に関する展示品
一字一石経→岩城家の繁栄、息子重隆公と二人の子女の健康と将来、真田家の復興を願い自ら石に写経され、井戸に入れた後に水行を行われた。
・馬場為八郎(長崎出身のオランダ大通詞=通訳兼商務官)がシーボルト事件に連座し亀田藩に預けられたこと。馬場が使用した醤油瓶、酒瓶、コップなど展示。
なお、歴史学者で真田交流をしていただいている北川先生の著書「大坂城秀吉から現代まで50の秘話」には、岩城家八代藩主岩城隆喜(たかひろ)公が老中水野忠邦あてに、大坂城の加番という役職につけてほしいと嘆願した手紙が紹介されています。
文政11年(1828年)からの不作などで藩財政が困窮し、天保元年に幕府から預けられた「永御預人」に要する費用も大変である。藩財政建て直しのためにも、大坂城加番の役料を期待してのことと書いてあります。
永御預人とは馬場為八郎のことだそうです。
天鷺村は
他の資料や文献と付き合わせながら、あるいはガイドがいたら、ますます面白くなる本物の学びと歴史観光の聖地です。
○阿部米蔵美術館
商家風の建物の中に、木内デパートの「木内トモ」さんの人生が紹介されていました。じっくり読みました。
○天鷺観音様からの風景
実に絵になる!
岩城町→由利町
□地区訪問
前郷地区をまわりました。
こちらも実に趣きがある町です。