令和4年7月29日(金)活動報告
インターバル速歩
ホテルが霞ヶ関に近い赤坂でしたので、赤坂見附から青山通りをコースとしました。
青山通りには由利本荘市が大変お世話になっております「東北新社」の本社ビルがあります。
創業者でいらっしゃる植村伴次郎様、植村徹様にはほんとにお世話になりました。
感謝の気持ちを込めて、お二人のご冥福をお祈りしながらビルの前を通りました。
隣りには「虎屋」があります。秋田市の鈴和商店さんが県内の農家をネットワーク化され虎屋さんの羊羹に使用する小豆を納入されるプロジェクトを進められていることを思い出しました。
虎屋さんは材料の小豆にこだわりトレーサビリティーを貫いた商品づくりを継続しています。
秋田元気ムラ時代に出会いお世話になっているアルビオン社さんの化粧品も虎屋さんの取り組みを参考にされています。
同社は世界自然遺産に指定された藤里町の廃園になった米田保育園の施設を研究所とし、社員自ら薬草を育てて(河原よもぎ)化粧品の材料としました。
歩くと風景が様々なテーマ性豊かな思考材料となります。
赤坂→霞ヶ関へ
□国土交通省幹部へ提案要望書を提出・意見交換
金田先生からご案内・サポートしていただきました。
○主な意見(国土交通省幹部)
・防災・減災、国土強靭化5か年計画については、その後をどうするか。それが大きな論点だ。これまではなかなか事前防災より事後防災を進めてきたが、事後は被害が発生している。災害激甚化する中で今後は事前防災に力を入れて行くべきだ。
・人口の多い首都圏の人が地方のインフラ整備に対して「交通量が少ないのにこんな投資は必要なのか」と言う場面があった。しかし、もともとインフラ整備が進められた地域であるから産業も集積し人も増えた。その視点が欠落している。人口が少ないから費用対効果も出にくい。インフラ整備は日本海側が遅れている。もっと整備すべきだ。
・良好な市街地形成のための政策はいかに賑わいを発揮し産業振興が図られ様々な人々が活躍できるための条件整備を図ることを目的としている。
・市町村から発生する下水の汚泥を県の流域下水道に集め肥料化に取り組むことについては、作った肥料を農家等が使ってくれるかだ。農業サイドの理解が必要だ。
・秋田県では下水道の広域化について全県にわたる取り組みを進められており素晴らしい。
霞ヶ関にて建設委員会のメンバー解散。
秋田県無料職業紹介所へ。
□小野一彦独自調査
秋田県無料職業紹介所へ。
Aターン希望者への相談状況や必要な取り組みについてお話をお聞き、意見交換を行いました。
○主な意見や取り組み
■県内企業へのアドバイスと取り組み
・6月29日、30日にTDKさんと県無料職業紹介所とが県庁で打ち合わせを行った。その後の状況をお聞きした。
・7月3日Aターンフェアにチーフなどの方々参加され、採用の案件あり。
・求人票で求める技術者の設計スキルについて、実際に合わせスキルの幅を持たせて示す。
・里帰りインターンシップを実施。多くの企業のインターンシップはワンデイであるところ、同社では県外に住む秋田出身の学生を対象として、「お帰りなさい」をコンセプトに1週間のインターンシップを実施したところ、集まった方の採用率高い。
■高校の先生の意識を変えることが必要
・25歳以下の県内出身女性3人が相談に来た。就職の際に、先生から県外の会社が給料高いからと指導され入社したが、もともとは秋田で就職したかった。離職し秋田に就職したい。とのこと。3人とも県内の企業に就職した。
・高校の先生に県内企業の様々な観点からの良さを知ってもらいミスマッチを防ぐ必要があり。就職したい人の気持ちがわかる指導が必要。
・由利工業では以前から学校に企業を招き生徒が主体的に仕事を探す場を作っている。しかし、高校生が県内の企業を良いと思っても、親が県外の企業をすすめる場合がある。
・そうしたことをなくすため、Aターン相談員、県の職員、定着推進員などが企業をまわり、企業の良さを発掘し共有する取り組みが必要だ。=傾聴力を磨くことが必要だ。
・例えば、秋田市のある建設会社は離職率ゼロ。にかほ市の農機具メーカーは創業以来労災ゼロ。何故離職率がゼロなのか。労災がゼロなのか。その背景や因果関係を探り、当該企業の良さ=売りとしてアナウンスすることが必要だ。
■秋田県の学力に着目し移住する事例がある。
本人には地縁、血縁がなくとも秋田県の子どもの学力に着目し秋田に移住し就職する事例が一定程度ある。この部分を今後の政策としてどう生かすか。
永田町→浦和市
□福祉関係の勉強を兼ねた食事
夕方から
高校の同期で長年埼玉県の養護学校の校長をされ、現在は大学の教授をされている細谷さんと再会。
発達障がいがあり、いじめにあい、その結果人格が壊れてしまう事例や愛着障がいによる人格形成への影響などについて教えていただきました。
昨年から取り組んでいるテーマの一環としてお話をお聴しました。
食事をしたお店では鳴子の米で作ったビールなどが出されました。フルーティで美味しかったです。