ジオパークで秋田の宝再発見をし生かそう!(令和5年6月15日(木)活動報告)

にかほ市に「由利海岸波除石垣」(ゆりかいがんなみよけいしがき)という国指定文化財があります。
これは海岸の風浪による塩害から農地や農産物を守るため江戸時代に構築された石垣と解説されています。

例えば、このインフラの説明にジオパークの観点からの説明を加えれば、新たな発見があり、さらに学びたいという「ワクワク感」が生まれます。

本来、このあたりは砂浜が広がって海岸に石がない地域。なのにこの石垣の石はどこから運んできたのか。
鳥海山の山体崩壊の石があった。遠方から運搬して石垣を組んだものではない。

この学びは本日、鳥海山飛島ジオパークの事務局の大野事務局次長兼主任研究員から教えていただきました。
インフラ資産の社会的産業史的な目的、効果についての理解に地質的、地球の歴史的な学びが加わると面白さが広がり深まります。

現地に行ってみたいという来訪意欲、発地願望が生まれます。
他の箇所も見てみたい。この「意味のある宝」を守らなければとも思います。
こうしたジオパークの面白みは「国境を越え人と人とをつなぐ」力があります。
そういう学びや生かせる場所が自らの地域にあることは、地域に対する肯定感を皆んなで共有できる。
ジオパークは正に身近な資源に新たな価値があることを発見させる「お宝発見メガネ」みたいなものだと思います。

インターバル速歩

東由利は雨。倉庫内にて屋根に当たる雨音と自分の足音を聞きながらインターバル速歩。

午前

弔問

お世話になった方へ弔問
心よりご冥福をお祈り致します。

午前

東由利→にかほ市象潟

□ジオパーク事務局の方々と意見交換
10時から11時半

○経緯
令和5年5月24日、鳥海山飛島ジオパーク推進協議会事務局長山本さんからご連絡がありました。
遊学舎の方からわたくしをご紹介いただいた由。

○意見交換の内容
□ジオパークの効果
地球の成り立ちからふるさとを知ることや学校での学びに生かせる。
地域に教育旅行や観光で訪れる人が増える。
お土産品など産業振興に生かせる。
地元への誇りの醸成や一人一人の参加による地域コミュニティの維持活性化が期待できる。
防災力を高めることができる。
理念を共有した方々の国境を越えたネットワークをつくり、上記の効果を一層高めることもできます。
など、様々な効果が認められます。
そのため、そうした効果を持続的に発揮し伸ばすためには、現在認定されている日本ジオパークの更新に加え、世界ジオパークの認定を受けることを目標としています。

□課題
・情報発信の拠点施設がない。(新設でなくとも既存施設の活用でも良い)
・ジオパークという言葉とセットで、産業振興・観光誘客事業、教育活動事業(防災含む。)、環境保全活動、受け入れ態勢整備事業、情報発信事業への認知度がまだまだ低い。県全体で高めなくてはならない。
・指標として面積を分母とするジオパーク表示の看板数のアップ
・世界ジオパーク認定はユネスコが行うことから、国では文科省が委員会事務局で、環境省、外務省、経産省、観光庁も関わる。
・そのためにも、県庁全体で認知度を高める必要がある。

□小野への要望と対応方針
・県議として、元担当副市長として世界ジオパーク
認定に向けて支援をお願いしたい。

小野一彦が取り組むと伝えたこと。
・県職員への理解促進の場づくりを行う。
→明日、6月16日(金)10時から由利地域振興局長に面談し要請と協議を行うことにしました。
・政務活動調査による一般質問又は総括審査等を行い議会での共有を図る。
・ちなみに、令和3年9月議会一般質問にて、インフラ資産と地質・歴史・文化資源を組み合わせた観光の推進を質問し、結果当局では、観光振興ビジョンに盛り込んだほか、未来に伝えたいインフラ50選事業にもつながった。ジオパークの言葉は使わなかったが。
・三菱商事と行った秋田ワークショップの提言「スクール秋田」とつなげること検討

午前

にかほ市象潟→本荘

□事務所にて
活動報告書作成作業
令和5年5月27日に調査した有楽町交通会館内、Aターンサポートセンターとの意見交換部分について取りまとめ作業→秋田コアベースに期待する事項など

21時20分
本荘事務所にて、この投稿作成
さあ、帰ろう。

午後