令和8年4月24日(金)活動報告
令和8年4月23日〜24日に秋田県議会農林水産委員会が県北地域の調査活動を行いました。
鹿角市、小坂町、大館市、北秋田市の雪害状況の今とこれからを中心に、能代市の地域自治組織として活動していらっしゃる能代市梅内地域を訪問し意見交換をいたしました。
本投稿は2日目、大館市中山・曲田地域を訪問させていただいた内容です。
インターバル速歩
5時23分〜30分間
花輪の商店街・駅前コース(実際のコースは写真あり)
・早朝でしたが、祭り、踊り、鹿角牛等特産品を生かし、商店街活動と地域づくりと一緒になって活動されている気配をあちこちに感じました。
・踊り講習会
・街中図書館
・ハミングカード
・朝市
・歴史的建造物(関善)
・鹿角牛
鹿角市→大館市中山・曲田地域
□中山・曲田地域のナシの大雪被害状況と対策について
9時15分〜9時50分頃まで
◾️北秋田地域振興局管内の被害概況と対策
○北秋田地域振興局農林部による説明
◉主な被災内容
・1月、2月県内陸北部を中心に記録的な大雪になり、鹿角、鷹巣観測所では観測史上最大となる積雪深を記録
・鹿角141センチ、鷹巣160センチ、大館はその中間と推定
・主な被災内容次のとおり
↓
・水稲育苗ハウス、ほうれん草園芸ハウス倒壊
・比内地鶏鶏舎倒壊
・日本ナシ棚等損壊
・格納庫、農機具、トラクターの損壊
・管内被害学
↓
・大館市6億円
・北秋田市4.7億円
・上小阿仁村2000万円
管内合計11億円
・2市1村共通して栽培施設の被害が大半
・その中、果樹棚の被害は大館市の被害が一番多い。大館市1億円、北秋田市のブドウ棚が1000万円。
・果樹の樹体は、大館市日本ナシが7000万円、リンゴが3000万円、北秋田市のリンゴが1000万円。
中山・曲田地域の被害の状況
・中山地区はナシとリンゴがモザイク状に生産され、ナシが主力
・曲田地区は全てリンゴを生産
ナシの被害状況
・盛り降った2月4日、雪の重みで棚や枝がひっぱられている。
・雪解けが進むと
↓
・樹体の裂傷、枝折れが確認
・さらに雪解けが進み
↓
・あちらこちらで樹体の裂傷が確認
・中には棚を吊り上げている支柱が折れ曲がり壊滅的な箇所もある。
・中山地区は20年前も雪害にあったが、前回の雪害より今回が厳しいとおっしゃっています。
・ナシ園全体が同じような被害状況ではなく、
雪下ろしができた場所、間に合わなかった場所
年齢からくる樹体の柔軟性
棚を作っている番線の間隔、これが広ければ雪は落ちるが雪に対する耐荷力は低い。間隔が少し狭ければ雪に対する耐荷力はあるが雪は乗りやすい。
園を取り巻いている支柱の状態はどうなのか
といったように様々な要因がからんでくることから、被害の程度には濃淡がある。
◉生産者の方々について
・日本ナシ26戸の方々
・うち半数が70歳以上の方々、うち5戸が80歳代の方々
・ナシの棚は復旧、維持管理にはどうしても手間、手数がかかることから、生産者個々の努力では厳しい。臨界点に達してきていると感じています。
・今現在生産者の方々に営農の意向調査をさせていただいています。
・4月24日時点で、26戸中、12戸の回答があります。
・12戸のうち、営農再建を目指している生産者が10戸、検討1戸、リタイヤ1戸という状況になっています。
◉今後の対策
・生産者のご意向を踏まえつつ将来の産地形成に向けた方向性をしっかり固めて行くことにしています。
・営農の意向調査を基に、圃場のマップづくり、それをベースに座談会、話し合いを重ねて磨いていきたい。
・喫緊の課題である雪害に対する技術指導、支援、園内の復旧、未収益期間に対する対策、人材確保、労働確保などについて、農家の皆様のお声を丁寧にお聴きし、市役所、農協、振興局が力を合わせて伴走支援対策に取り組んでまいります。
以上秋田県北秋田地域振興局農林部部長さん
□大館市中山・曲田地区雪害の現状と対策について
◾️中山地区ナシ生産者の方々のお声、心配、今後の対策について
◉現状と今後に向け心配な事項及び園地での質疑
○生産者代表の方
・2月県議会補正予算で復旧支援の予算を可決していただき感謝します。おかげさまで若干入れない園地もありますが、応急的に棚の復旧をさせていただき1回の防除間に合いました。(注:4月24日視察時点以下状況についての基準日同じ。)
・一方で廃園する園地で片付けがまだで、人手不足もあり薬剤をかけられない状態であり、病気の蔓延が心配です。
・応急的に棚の復旧をしましたが、これから本格的な棚の復旧作業を行うということで本来なら剪定も終わり今なら花摘みの作業に移っているところですが、片付け作業がありできていない。
○生産者であり市議の方(園地にて)
・雪で棚が崩壊→木が折れて行く。
・さかりの時はこの棚の上を歩いて片付けていましたが、雪解けと共に棚が下がり木が折れました。
・リンゴと違いナシはこの棚があるため、棚が下がると防除機が入れなくなります。
・そのため、放任園があると産地崩壊するくらい病気が蔓延してしまいます。
・10年位前からもやめる人の放任園が原因で大変な病気が蔓延してそれを消すのに3年位かかりました。
・今、組合長はそこを大変心配されているところです。
・実は芽吹いたこの時期が病気の菌が一番動く時期です。ここの防除をしっかりやり抜きたいということでいろいろ工夫をしながら、まず入れる場所だけでも防除を進めている状況です。
○小棚木県議
・防除は車みたいな機械で行うのですか。
→そうです。リンゴは立木なので枝を落とせば防除の車入れるが、ナシは下をくぐっていきますので。
○小棚木県議
・上から散布するものはないのですか。
→基本的に葉っぱの裏側にかけるための機械ですので、芽吹く前は葉っぱが出る前に散布できる農薬もありますが、本当の初期しか使えません。芽吹くと同時に防除がはじまりますので。
○小野
・廃園される場所はもう決まりピックアップし組合みなさんで対応されるという状況ですか。
→皆さん、普通5〜6箇所園地を持っており、まず残す園地を頑張って手をかけて修復し廃園はこれからの作業となります。できるだけ早い段階で切ってもらわないと、先程お話しした病気の問題になりますので、組合全体で取り組んでいるところです。
○小野
・今回の補正予算を執行する段階で中東の問題で資材が手に入らないというようなことはありますか。
→資材の高騰等は他と一緒に上がっていますが、最近の流れでいいますと、密植栽培が増えてきており
苗の供給が心配です。(鹿角市でも同様のお話をお聴きした。)
→青森県でも県外には出さないということで今後苗の供給が課題となると思います。
→秋田県でも対応していただいてますが、令和8年度中に間に合うかということが我々としては心配です。
→植えて5年ならないと収穫できませんので、1年遅れるということは果樹農家にとっては相当大きな影響です。
→JAさんと相談し全国の種苗会社の情報も得ながら再建する園地を優先し対応したいと考えています。
○河邉
・今後の再建は密植栽培を前提と考えていますか。
→それは我々40代までがぎりぎりかと考えています。高齢者が改植する場合はこれまでの一般栽培かなと思います。
→密植栽培は収量が上がり収穫時期も早まりますが、県北地域で試験的にしか行われておらず、雪に強い仕立てを確立するには5年、10年かかるレベルではないかと考えています。資材コストもこれまでの2倍、3倍かかりますので、そこに投資できるのは40代がギリギリだと思います。
→我々組合としても天王の試験場の協力を得ながら今年、どういう仕立てでどういう棚が良いか一緒に勉強していきたい。
◉災害を乗り越えて離農者の農地を引き継ぎ新規就農者を受け入れ産地を再建するビジョンとパッション
以下生産者の方
・先程振興局からもお話がありましたが、我々40代の生産者がこの災害が発生する前から「次の産地形成」を目指し、マップづくりや計画的に高齢者が離農して行く園地に我々が入っていけるような計画をつくりたいと話し合っていました。
・その矢先にこの災害がきました。
・が、この災害を踏まえた新しい技術も含めて今、トレーニングファームで県の園芸振興課にお世話になりながら計画を立てています。
・今、30代で農業に興味がある人が増えています。民間の仕事し農業に興味がある人、サラリーマンで専業農家になりたいとか、いろんな人を巻き込みながらここの産地の担い手になれる仕組みを作り
令和9年度からスタートさせたいと考えていました。
・間口をどう広げるか。農業は誰でもやれることではありませんので、働きながら土日でもいいしら退職した人でもいい。
・そういう人がまず農業に関われる場所を作ることで、その中で30%が地元に定着してくれることを目標にした仕組みを考えていました。
・だから、この災害はがっかりしましたが、同時にもう一度県北唯一のナシの産地を復活させ、次の世代につないでいきたい。
◉廃園し収入なくなる高齢の生産者が雇用する人夫等への支援
・棚を復興するのに業者にも相談してみましたが、一人当たりの単価高くて、自前でやることになりそうです。
・資材への補助は十分対応していただいていますが、高齢者のところは何でも屋さんみたいなところに頼んでみてはと考えましたが、人手が足りなく単価が高く、これから農業やめる人はお金出せない。
・まだ、廃園するところの対応が全然進んでいませんので、これからの一番の心配がその部分です。
・組合で対応する方針でも我々自分の園地を再建するのでで手一杯。
・ようやく走り出した。これからどうしていこうかなという段階です。
○小野一彦より齋藤地域振興局長さんへ
・災害への対応と産地あげて新規就農を受け入れ再建して行こうとしている。
・その際、廃園の承継や処理により病気蔓延しないように、6月補正、来年度予算サマーレビュー案件にも俎上にあげて地域振興局全体で取り組んでください。
○齋藤地域振興局長
→現状予算等で対応できるかどうかも含めて取り組んでまいります。
○河邉委員より
・国の予算で対応できる場合もあろうかと思いますのでそれも含めて対応していただきたい。
(有)大野台グリーンファームの概要と雪害影響及びトレーニングファームとしての取り組み内容について
□(有)大野台グリーンファームの概要と雪害影響及びトレーニングファームとしての取り組み内容について
◉北秋田市にある大野台グリーンファームの概要について
○北秋田地域振興局農林部長説明
・大野台グリーンファームは「大野台営農大学校」の廃校を受けて、平成4年度から本格的に運営されています。
・構成員は代表の藤岡農産さん、大和農園さん、正八さんと県内でも指折りの3法人です。
・本法人の大きな特徴は「新規就農者への技術習得」に関する部分について、県の施策を代行しており有限会社でも公益性を帯びた法人という位置付けにあります。
・研修の終了生はこれまで133人、県内終了生は93人となっています。
・県から貸し付けている農地面積は約69haとなっており、令和10年3月31日までの貸付期間となっています。
・北秋田管内には園芸メガ団地が9団地ありますが、そのうちの一つです。
・メガ団地の対象品目がキュウリ、キャベツ、ホウレンソウです。
・その他にも大豆、シイタケ、アスパラガスにも取り組んでいます。
◉雪害の状況
○説明者同上
・キュウリのハウス12棟並んでいますが、2月6日頃、ハウスの屋根の肩ぐらい、1.8メートルまで堆積しており、道路の除雪と一緒に除雪していましたが、最後の最後間に合わず半壊してしまいました。
・ホウレンソウのハウスは12棟ありますが、全壊2棟、半壊1棟あります。
・アスパラガスのハウス24棟ありますが、全壊が1棟あります。
・この他にも全壊、半壊のハウスがあり、合わせて12棟の全半壊があり、被害額は約2800万円となっています。
・グリーンファームでは被災した施設の復旧を行い、空いている施設を活用し再建していく方針とお伺いしています。
・県としてもグリーンファームの最大の特徴である新規就農者育成、研修について北秋田市とも連携して取り組んでまいります。
○藤岡農産代表説明
・もともと雪が降る地域ですが、これまでは2〜3日雪が降れば1日、2日雪がやむ。その間に除雪をして被害を防いでいましたが、今年は1月、ほとんど雪がやまずに連続的に降り奥のハウスまで間に合わなかったです。
・10年前にも雪害があっがたが12棟も被害にあったのは初めてです。繰り返しですが、連続的に降り奥まで除雪するうちに倒壊する。びっくりしました。
◉冬の収入対策と再建のため心配なこと
・冬の収入対策でシイタケをハウスで栽培しています。
・さらに製薬会社に「ウドの株」を販売しています。漢方薬の原料として取り引きしてます。
・もっと出して欲しいと言われていますが、ウドの生産者が減っていること及び中東問題でウドの株を乾燥させるため(カット→洗浄→乾燥)の油代が高騰し採算割れなることを心配しています。
・県北地区で被害が大きいので、同様に資材不足、価格も相当上がるのではないか。
◉質疑
委員
・今度同じような連続的な大雪が降った場合にはどのような被害防止策が考えられますか。
→ハウスは冬使わないのであれば、全部ビニールを剥ぐのが良いですが、全部だと春先に使う場合にはる手間が大変であり、例えば1棟毎にはずすなど考えていきたい。
委員
・トレーニングファームとして学んだ方々は独立される方が多いですか、雇用される方が多いですか。
→以前は独立される方が多かったですが、今は機械投資が相当かかることなどから雇用が多くなっています。
→今は昔と違って農業法人に就職することに親が反対しない。若い方々がどんどん来ています。
→非農家出身の方々が多いです。
→逆に親から農業は間に合わないと聞かされて育った農家出身の方々は厳しい場合があります。
委員
・農業のどんな部分に魅力を感じているのでしょうか。
→自然を相手にしながらする仕事のやりがいに魅力を感じているのではないかと思います。
→採用時期も4月早々でなく、一旦別の会社に就職してから、合わないと連休明けに当社に採用される方々も多く、新規就農の時期はこれからの時期と考えています。
→また一日バイトみたいな働き方をする人も結構います。
梅内聚落の取り組み内容の説明と意見交換
□梅内聚落の取り組み内容の説明と意見交換
12時50分から13時50分
◉梅内聚落について
梅内野呂区長さんご説明
・梅内聚落は旧種梅村をエリアとする自治会組織です。
・地方自治法第260の2第1項により「法人格」を有する認可地縁組織です。
※小野一彦補足 認可地縁組織について
この制度は平成3年度に創設され、自治組織が共有や代表者個人でなく、法人として財産を保有登記できることや「会員が世帯主でなく、個々人であること」も地域自治活動の基盤として優れている制度です。
そして2021年画期的な法改正がなされました。これまで、山林など財産保有要件があったのが不動産なくとも法人として認可されること、表決権の電子化も可能となり電子メールやウェブで表決できるようになりました。
これにより様々な地域活動を法人として持続的に行うことが可能となりました。
わたくし自身もこの制度には今後の活用のあり方を含め注目しています。
では、当日のご説明に戻ります。
以下再び野呂区長さん
・白神山地を源流とする種梅川沿いに細長く11の集落が点在、人口350人、155世帯の地域
・5年位前、専門家の方から40年後にはこの集落は消滅すると言われました。大変なショックを受けたが何とか頑張らなくてはみんなで考え活動しています。
・特徴は広大な山林があること
↓
杉 集落林388ha
広葉樹 集落林297ha
杉個人有林1200ha
・合計1800haの山林を生かし昔から多くの恩恵を受けてきましたが、現在は様々な課題があり、これについてはあとで説明します。
◉梅内聚落で活動している活動している団体について2つ紹介
◾️二ツ井宝の森林(やま)プロジェクト
・平成28年から活動しています。
①薪の駅プロジェクト
・林地残材を集めて販売しています。
・晩酌代を稼ごう! これが始まりの合言葉でした。
・林に間伐の残材が以前はかなり残っていたことから、これを我々が集めてチップ材にしたり、能代火力では石炭にこれを一部いれて混焼させていたことから、作業の対価は地域通過を発行。
・ちなみに林地残材がほとんと出なくなり、この事業は下火になっています。
・代わって今のメインの事業は薪の駅。
・薪の需要がある。間伐、玉切り、薪割り、乾燥、宅配する。
・地域のなかなか補助対象になりにくいような林で間伐し販売している。
・道の駅二ツ井での販売、個人宅への販売
・この宝の森林(やま)プロジェクト、最初は晩酌代を稼ぐことを目的としたが、最近はカーボンニュートラルということで昨年度、環境大臣賞を受賞しました。
②薪づくり倶楽部
・薪づくり倶楽部は集落の広葉樹林を使い、自家用の薪をつくる。格安の値段で薪をつくることができますが、条件いいところと悪いところがあるので、抽選会で区割りを決めています。
③森林の手入れ体験
・都市部の方を対象に年2回実施
・チェーンソー操作講習
・立木の伐倒を見学
・それを皆さんで玉切りしてもらう。
・そして運んで薪割りをしてもらう。
・丸太イスなどの制作体験をしてもらう。
↓
・この体験は非常に人気です。
・やり方を学べば最初は怖かった方がもっと体験したいという気持ちになります。
④地元小学生の森林体験
・毎年二ツ井小の三年生になった子どもたちが体験
・4月はシイタケ、ナメコ植菌
・6月は枝打ち作業
・10月には樹木の勉強してちょっとした木工品をつくる。
⑤木工品の製作販売
・秋田杉の3兄弟
・燃えすぎくん、掛けすぎくん、生えすぎくん
・燃えすぎくん(名付け親、高橋武浩県議だそうです)マッチ1本で燃え続ける
・燃えすぎくん道の駅で販売
→買いました。
◉能代市二ツ井地縁組織組織「梅内聚落(しゅうらく)で活動している団体二つ目
◾️梅内山菜倶楽部
以下説明は前回同様野呂区長さん
・平成28年から活動、出入りはありますが、20人近くの方々が頑張っています。
・広大な山林に育つ山菜も宝の資源です。
・個人で山菜を採って稼ぐのではなく、みんなで楽しく共同で作業をしながら時間を過ごしましょうというコンセプトです。
・皆さんの机に置かせていただきましたのは、今朝採ったコシアブラです。首都圏のスーパーに「あきた元気ムラ」の統一ブランドで出荷しています。
・道の駅でも販売しています。
・最近では居酒屋さんにも独自ルートができています。
・細々とながらネット販売も継続しています。
・今の時期はコシアブラやタラノメなど山菜がたくさんある。本当はこうしていられません(笑)。
・はじめは「みんなで楽しくコーヒータイム」が合言葉でしたが、今は、「みんなでステーキを」が合言葉になっています。
・午前中に山に入り山菜を採り、午後からは選別やパック詰め等の作業を行っています。
・このほか、わらび採り体験や山菜採りツアーも実施しています。
・この山菜倶楽部は順調に販売額を伸ばしています。
◉梅内聚落の青年部の立ち上げ
・前々から協力してくれていたので青年部として立ち上げました。
・聚落のSNSによる情報発信なども担当してくれています。
◉廃園となった地域の保育園の建物を地域コミュニティの拠点として活用
・広くてたくさん部屋があるので若い方々のヨガ教室とか子育て中のママさんたちなども広く使っていただいています。
◉温泉の各家庭への配泉
・梅内地区の本郷という集落では各家庭で蛇口をひねれば温泉が出てきます。
◉梅内聚落の課題
1 宝の森林(やま)プロジェクト
・後継者の確保です。
・そのため若い人も入りやすいよう、高齢者でも作業できるようバックホーの導入が課題です。
2 山菜倶楽部の課題
・やはり後継者の確保です。
・加工施設を整備し山菜加工、山菜以外の加工もできるようにすれば若い方々も入りやすいのでないか。
・今、探しているところです。
3 山全体の課題 未来の山づくり
・能代市、二ツ井では地籍調査が行われておらず、信頼できる図面、データがありません。
・そのため全体を把握できず、将来にわたる聚落林の経営計画を樹立できていません。
・個人の山も山離れが進み、自分の林がどこかわからない。山が虫食い状態になり間伐などの補助事業ができない。困った状態にあります。
・そうした中で、能代市が山を航空測量してくれています。聚落林についてはその図面とデータを市から提供を受けることにしています。
・個人の林も承諾書出せば、集落のパソコンで一括管理し、山の見える化ができます。
・さらに専門スタッフにより山全体を植林、保育、間伐、皆伐と一連のサイクルを計画的に行うことができます。
・そうなると自分の林が何年後にどうなるかわかってきますので未来の山づくりとしてやっていきたい。
・非常に難しい課題ですが、全国的には実践しているところもありますので、頑張っていきたい。
本日投稿部分も示唆に富む内容でした。
以下論点の一部整理です。
・地域資源を宝として金銭的な価値に換える場所として身近な「道の駅の活用」がいかに効果的かです。
・聚落全体として地域運営の後継者づくりに取り組んでいること。
・そして、山をどのようにして未来に向けて作っていくか。喫緊の課題です。
□梅内聚落の皆様と委員との意見交換・質疑
◉後継者の確保について
・後継者の確保を今後どのように進めていくお考えですか。また都市部からの森林体験活動が実際の移住等につながった事例はありますか。
→宝の森林プロジェクトの従事者には林業関係者がおり、繋がりができやすい点をどういかしていくかが課題です。
→また、説明でも述べましたが山菜倶楽部については、加工施設整備による活動の幅を広げ若い人の参加を進めていきたいです。
→また空き家はありますが、改修し活用するには専門知識を持つ人材が不足している。以上のことからまだ移住への明確な成果には至っておりません。
◉小学生の森林体験とクマ対策について
・小学生の森林体験受け入れで、近年のクマの影響による難しさはないですか。また子ども園や他の学年の受け入れは考えていないですか。
→クマの影響で参加を懸念する声もありますが、地域のハンターが見回りを実施しており、対策を講じて実施しております。
→過去には「森のようちえん」や他の幼稚園のお子さんを遊ばせた実績があり今後も安全対策を講じならが幅広い受け入れを進めていきたいです。
◉森林組合との連携
・地元森林組合との連携や共同作業はなされていますか。
→森林組合とは情報交換を行い良好な関係を築いておりますが、基本的には自分たちで山を管理していきたいと考えています。
◉首都圏へのスーパーへの山菜の安定的な出荷について
・山菜ビジネスについて、首都圏のどのようなスーパーに継続的に出荷し安定的な取引を確保しているのですか。
→山菜の出荷については秋田県のGBビジネス(じっちゃん、ばっちゃんビジネス)のルートを通じて安定的な出荷につなげており、横浜や千葉県のほか、都内百貨店の地下食品売り場でも販売されています。
◉祭りによる出身者関係人口確保など
・祭りの写真を拝見しましたが、若い世代の方々も写っております。梅内地区の人口構成や同居世帯の現状はどうなっておりますか。
→日常的に集落内に子どもや若者は少ないですが、祭りの祭には一度集落を出て行った若者たちが戻ってきてくれます。
◉孫ターン、定年後ターンの状況
・定年退職を機に地元に戻り宝の森林プロジェクトに参加されている方は何人いますか。また、夏休みに遊びに来た方々が移住する「孫ターン」の実績はありますか。
→定年退職後に移住しプロジェクトに参加されている方は3名います。孫ターンの実績は今のところありません。
◉薪を購入するお客様の属性
・薪を購入されるお客様はどのような方々が多いですか。
→薪の主な購入層は昔は自分で薪を作っていたが、年齢などの理由により自身で調達できなくなった60代以降の方々です。
◉豊富な森林資源をJクレジットによりお金に換える取り組みについて
・豊富な森林を生かしJクレジットの仕組みにより収入源を確保するお考えはありませんか。
→既に市の市有林や聚落の林を含め33箇所がJクレジットに認証されています。来年か再来年にはお金になります。活動原資にとして生かしたいです。
◉他県の事例で参考としたい地域
・他県の事例で参考としたい地域はありますか。
→岡山県西粟倉村(奇跡の村)、鳥取県智頭町の取り組みは自分たちが目指す目標を実現しており自分たちも参考として目指しています。
◉大学との関わりについて
・大学との関わりで教養大以外にありますか。
→秋田県出身の東北大の先生が毎年聚落を訪れ取り組みをリポートとしてまとめてくれています。
◉地域通貨について
・作業日当として支払われる地域通貨は現在どのような仕組みで流通しどのように換金されていますか。
→13年前に二ツ井町商工会に相談して、地元スーパー、ガソリンスタンド、肉屋、クリーニング店など約20店舗を登録して運用しています。
→事務担当者を1名置き、1ヶ月に1回換金を行っています。現在、年間100万円の流通規模で継続しています。今後は200万円規模を目指しています。
写真は梅内聚落の地域通貨です(聚落ホームページより)。























